曙ブレーキ工業 売上計上で不適切会計

会社HPより。

出荷基準で売上計上しているパーツ売上について、2.1億円の過大計上があった模様。

他にも誤りがあるかもしれないということで、調査委員会の調査中で、第2四半期決算発表は間に合わない見込みです。

期間帰属(カットオフ)の不正?ということで、前倒し計上が問題になっています。発見したのは監査人であるトーマツということで、「やるなあ!」と思いました。恐らく四半期レビュー手続とは別に期中の監査手続で証憑突合を実施したか、売上分析の中で異常に気づいたかですが、通常分析だけで異常に気づくのは難しいので、前者で発見されたのではと推測します。

こうやって監査人がバシバシ発見して本来の役割を果たし、貢献するのは素晴らしいですね。

通常、監査の中では売上の前倒計上は不正のリスクがあるとして手続を実施します。例えば、以下のような観点で実施します。

・出荷証憑、検収証など売上認識タイミングの根拠となるエビデンスと突合

・納期に比べて異様に早い売上認識になっているものについて合理性を確かめる

あるいは、各営業部隊のノルマ数値がわかれば、よりリスクに対応した手続が実施できるかもしれません。

証憑は偽造されることも多いので、会社のビジネスの理解から「端緒」をつかめるようにしなければならないですね!!