ヤマハ発動機、7.2億円申告漏れ 名古屋国税指摘

  • 2017年2月25日
  • 2017年2月26日
  • 税務

オートバイ製造大手「ヤマハ発動機」(静岡県磐田市)が名古屋国税局の税務調査を受け、2014年12月期までの2年間に約7億2千万円の申告漏れを指摘されていたことが、同社への取材でわかった。過少申告加算税を含めた追徴課税は約2100万円。

 同社によると、ホームページ掲載用アニメなどの映像制作にかかった「広告宣伝費」約2億円のほか、開発用の設計ソフトウェアにかかった費用などの約2億円をそれぞれ、13年12月期に経費として計上。だが、これらの映像やソフトは翌年も使われたことから、14年12月期までの2年間にわけて計上するように国税局から指摘された模様だ。

 

何か、タイトルを見ると、さも悪いことをしているかのように見えますが、内容を見ると、単に処理を誤っただけのようにも見えます。税務調査では、このような損金の算入時期を巡って、いわゆる期間差異の誤りを狙って指摘がされるケースが多く、そのような見方からすると、いわゆる所得隠しのような悪質な事象とは全く異なる次元の指摘ではないかと思われます。

ただ、調査対象期間が13年とか14年とかで結構古いのと、対象となる所得の金額が大きく、結果として修正申告が7億になっている点は気になります。詳細は記事からは不明ですが、金額の大きいものは注意する必要がありますね。会計上は開発費に相当するものであれば費用処理を検討するでしょうし、税務と会計の差というのは本当に面倒くさいですね。

経営者からすれば、正直どっちでもいいよ。。。となるところかと思いますが、会計士や税理士はそのような面倒くさい論点があるから飯を食えています。

ちなみに、この報道が、「所得隠し」のような見出しで目を引きたがっているのは間違いないです。今更言うまでも無いですが、メディアの情報というのは、視聴率や閲覧数を稼ぐために「お化粧」されることが多く、情報の受け手自身がよく内容を見て、健全に疑うことで、情報の真偽について考えてみる必要があります。少なくとも、「本当かなあ」と一瞬でも疑う姿勢は大事だと思います。