カシオ元部長が4億4千万円を着服

カシオ計算機は10日、開発部門の部長職だった50歳代後半の男性社員が取引先の取締役と協力して試作品などの架空発注を繰り返し、代金を還流させる手口で約4億4千万円を着服したと発表した。カシオは昨年12月21日付で社員を懲戒解雇している。刑事告訴する方針だ。

うーん…。

立て続けに似たような手口の不正事例が公表されていますね。

それにしても、内部告発の破壊力というか、対不正機能は流石ですね。不正発見の経緯は色々ありますが、やはり内部告発は不正に対してかなり有効な手続なのだと思います。

9年間もバレなかったようですが、流石に周りの人は気づいていたのでしょうね。でも上司のしていることだから言えないとか、あるいは上司からの圧力があったとか、そんな理由でズルズルと引き伸ばされてきたのだと思います。

不正は、誰がやっていてもおかしくありません。絶対にやらなさそうな人でも、どうしてもお金が必要だったり、不正をやらざるを得ない程の何らかの大きなプレッシャーがあったりした場合にはモラルを保てない可能性は十分にあります。人間とはそういうもの、って部分はあると思います。食べるものを買うお金がなければ、生きるためには盗むしか無いのです。

そして一度やってしまうと最後、不正は連鎖しますので、気がついたらとてつもない金額になっているのです。

そして、最後にはこの事例のように罪を犯した分だけ償う事になります。

あまりにも悲しいストーリーです。悲しすぎます。

企業は、従業員を雇用した責任として、また従業員を不幸にしないためにも、不正を犯す者を如何にして作らないか、内部統制や仕組みでどのように防ぐかについて考え続ける必要があります。