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■ IAS 第 1 号「財務諸表の表示」によれば、持分変動計算書には、次の情報を含めることとされている(106 項)。
(a) 当期の包括利益合計(親会社の所有者と非支配持分に帰属する合計額を区分し て表示)
(d) 資本の各内訳項目について、期首と期末の帳簿価額の調整表(次による変動を 区分して開示)
(ⅰ) 純損益
(ⅱ) その他の包括利益
(ⅲ) 所有者としての立場での所有者との取引(所有者による拠出と所有者へ の分配、及び支配の喪失とならない子会社に対する所有持分の変動を区分 して示す)
■IAS 第 1 号によれば、その他の包括利益の項目別の分析については、持分変動計算書又 は注記のいずれかにおいて表示しなければならないとされているが(106A 項)、本開 示例では、持分変動計算書に「その他の資本の構成要素」の内訳を表示する例を示し ている。
■ポイントは以下です!
①非支配持分についても、変動の内訳の記載が必要となる ★日本基準だと純額で一括記載OKであった
②BSの資本の部の表示に関連させて、各資本項目の内訳について期首と期末の増減を表示する