東芝、決算発表3回目の延期の公算 監査法人が疑義=関係筋

  • 2017年4月1日
  • 2017年4月2日
  • 会計

[東京 1日 ロイター] – 東芝(6502.T)が、2016年度第3四半期(4─12月)決算について、提出期限の今月11日の発表が難しくなり、延期する公算が大きくなっている。複数の関係筋が1日、明らかにした。延期なら3回目となる。今年度から同社の監査を担当しているPwCあらた監査法人が、15年度決算について疑義を指摘しているもようだ。

マジっすか…。

要するに、正しく決算したらどうなるかわかっているけど、再建のメドたててから損失計上をしないと、会社が潰れてしまうってことでしょうか。

以下、仮に東芝が前期末の決算書を訂正すべきであったと仮定して考察します。

会社というのは、程度の差はありますが、会計基準をろくに考慮せず、自分達の理屈だけで話をすすめることがあります。

それも経営の範囲といえばそうだし、監査法人側には経営判断については、グレーなものも含めてそもそも難癖つける権利も能力も無いかもしれません。

しかし会計基準に従った決算書になっているかを確認することは監査法人の使命であり、これができていないと評価されているがために、今世間から厳しい目で見られているわけです。それは東芝にとっても同じです。

この話は、東芝がどうというより、上場会社は窮地に陥った時、どう開示をすべきかという話かと思います。更にいうと、馬鹿正直に真面目な決算を組むことが、全ての株主の利益になるのかという話でもあると思います。

これに関しては、当然ですが、馬鹿正直に決算することが求められています。

きちんと損失を計上していれば、もっと早くから再建を進めることができただろうし、株主が損失を被るとしても、もともとリスクのある金融資産なわけですから、それはある種仕方ありませんので決算が甘い理由にはなりません。情報が不正確なことが正しいという理屈は、通用しないのは言うまでもないと思います。

正直、難しい論点ですが、全ての上場会社にとって、考えさせられるテーマです。