改正実務対応報告第18号 「連結財務諸表作成における在外子会社等の会計処理に関する当面の取扱い」の公表

  • 2019年7月2日
  • 2019年6月29日
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ASBJは、実務対応報告第18 号「連結財務諸表作成における在外子会社等の会計処理に関する当面の取扱い」における、国際財務報告基準第16 号「リース」及び米国会計基準会計基準更新書第2016-02 号「リース(Topic 842)」の取扱いを検討し,改正実務対応報告第18 号「連結財務諸表作成における在外子会社等の会計処理に関する当面の取扱い」を公表しています。

結論としては、リースについては新たな日本基準への修正項目としての追加は行わないことになっています。

会計基準の基本的な考え方が我が国の会計基準に共通する考え方と乖離するか否かの観点から検討を行った結果ということですが、

日本基準とIFRS・USGAAPでは、少なくともリースに関して言えば、基本的な考え方は相違しまくっているようにも思うのですが、だからといって日本基準で修正するとなるとかなり手間がかかります。

IFRS16=現在の日本基準というのはかなり違和感があるものの、ASBJは日本企業の実務に配慮してくださっているのだと、個人的には解釈しています。

なお、IFRSや米国会計基準の改訂が行われたときの会計処理・開示上の取扱いについては注意が必要で、こちら(Q19)に詳しく記載されています。