定型業務に分析をミックスして、まさに経営分析を実現した良い例ですね。
数字は作って終わりではなく、分析しなければほとんど意味が無いという認識をまず持つこと。
私も若い頃はコピー取りとか雑用をやたらこなしていましたが、上司からは、
雑用の中にこそ成長の機会がある。アンテナを張って情報を取りに行けば、多くのことに気づけるものだ!
と教育されたものです。
それが出来る出来ないではなく、少しでも出来るように努力することが、結局は自分を高めるのだと思います。
たしかに経験的にも、分析すれば、必ず何か見えてくると感じてます。
細かいところはいいとして、大きな経営の動きを勘定科目と数字で語れるかどうか、大きな矛盾に気付けるかというのは、会計に携わる人間に必要な、大切なスキルだと思います。難しいですが、このスキルを身につける過程で成長できるのは間違いないです。
この記事には、基本に立ち返るという意味でハッと思わされました。
元役員らは社内会議で難色を示し、変更には1年以上かかった新しい監査法人が2014年の交代後に不正を見つけた。元役員らは発覚を免れようとしたとみられる。
産経ニュースより。
何かあるな…
監査法人、どこか知らないけどグッジョブ!
日経マネーより。
それなりに突っ込んだ記事ですね。
書いていることが全て嘘というわけでもないかなとは思いますが、
物事が表裏一体であることを感じます。
表から見ると、「リーズナブルな値段で、高品質な監査を誰にでも」という理念。
裏から見ると、記事にもあるように「駆け込み寺」。
突き詰めると、色々と厳しい状況に追い込まれたクライアントから高い報酬を貰っておきながら、厳しい監査を突きつけるのは難しいことろがあるということですかね。
厳しい監査をやるのに高い報酬を払うというのは、何ら矛盾はしない話なのですが、一部の企業からしてみればよく理解できないということなのでしょう。
そう考えると上場会社の監査報酬は、株式売買手数料等に上乗せされるしかないかと思いますが…。監査時間はすべてオープンにして、リスクや規模との兼ね合いで説明がつくようにすれば、各チームへの報酬配分もそうおかしくはならないのでは。