日本CFO協会は30日、CFO(最高財務責任者)や経理・財務部門担当者を対象とした粉飾、横領などの不正に関する実態調査で、約7割が組織内で不正を見聞きしたことがあると回答したことを明らかにしました。
ブルームバーグより。
その中で、気になったのが以下。
経営トップから粉飾指示があった場合には「絶対に断れない」が2%(6人)、「拒否することはあまり期待できない」が19%(47人)だったようです。
これはそりゃそうですよね…。
サラリーマンなら、上司に逆らうというのはなかなか難しいものですから。
それに、何かあっても指示した役員のせいにできるという心理的な逃げ道もあるのかもしれません。
勿論組織によって文化がまちまちで、上司に積極的に意見することができる方もいらっしゃるでしょうから断言はし難いですけど。
あと気になったのは、ITの仕組みで不正を防止する観点。
これは必要ですよね。
これからはその必要性はもっと高まりますね。
というか仕事が自動化、ロボット化されていくので自然とそうなるのではないですかね。
ただし、プログラムの書き換え等システム的な不正が今度は出現するのではないかと、個人的には見てもいます。
ロボットが一定の条件を満たしたらシステムを書き換えて不正するとかもあり得るわけですね。
そうなると人工知能対人工知能の世界になりますので、もはや訳が分からなくなりますね。