金融機関やコンサルティング会社、監査法人などで企業に関わった人たちには、CFOとなる道を選択肢の一つとしてもらいたい。
日経新聞の記事より。
これには完全に同意です。
単に会計や税務などの制度ルールに対する知識があるだけでは、CFOとして活躍することはできないと思います。
個人的に必要だと思うのは、「ビジネス感覚」と「判断力」です。
ビジネス感覚は、経験によって身につける必要があるのですが、足下と将来の複雑で流動的な経営環境を適切に解釈し、会社にとって最適な方向性を打ち出すために必要です。
アクセルの感覚だけではなく、ブレーキの感覚も持って、一つ上の視点から物事を俯瞰し、客観的に判断できる能力が必要です。人を動かせる力も重要でしょう。
知識は、幅広いものが当たり前のように必要ですので、普通CFOは日々猛勉強していると思います。
これらを組み合わせて、スピード感ある判断が下せるようになるのではないかというのが私の仮説です。
私が今まで見てきたCFOの方は、そのような感じの方々でした。スピードやパワーがあり、もの凄く優秀と感じました。
経理部長の延長線上ではない、また一つ次元の高いところにいる人々でした。
個人的にはできる限りそのような方々とふれあい、血肉を吸収したいと思っています。