IFRSによるIPO

IFRSで上場する会社が増えています。
傾向として多いのは、知名度や勢いのある若手の企業で、多額ののれんを保有している会社という印象です。

いろいろと能書きはありますが、やはりのれんの償却負担が無いのはメリットとしては大きいと思います(減損のリスクはあるけど・・・。)。

日本取引所が開示している、本日現在の”IFRSを適用して新規上場した会社一覧”は、以下の通りです。

会社名 コード 業種分類 適用時期 上場日
すかいらーく 3197 小売業 2013年12月期 2014年10月9日
テクノプロ・ホールディングス 6028 サービス業 2014年6月期 2014年12月15日
ベルシステム24ホールディングス 6183 サービス業 2015年2月期 2015年11月20日
ツバキ・ナカシマ 6464 機械 2014年12月期 2015年12月16日
コメダホールディングス 3543 卸売業 2016年2月期 2016年6月29日
LINE 3938 情報・通信業 2015年12月期 2016年7月15日
ベイカレント・コンサルティング 6532 サービス業 2016年2月期 2016年9月2日
マクロミル 3978 情報・通信業 2016年6月期 2017年3月22日
ソレイジア・ファーマ 4597 医薬品 2015年12月期 2017年3月24日
スシローグローバルホールディングス 3563 小売業 2016年9月期 2017年3月30日

新規上場の手続が非常に骨のあることであるのに加えて、慣れないIFRSを習得しなければならないということで、IFRSでIPOする会社の経理マンの負担は大きいのではと推測します。通常、外部のアドバイザーをつけて効率的にこなしていく必要があると思います。

IFRSのIPOにかかる留意点等は以下のサイトが参考になりますので記載しました。

KPMG IFRSによるIPOのポイント

PWC IPO「ここは押さえたい」重要論点の解説「IFRSでの新規上場」