オリコンニュースより。
会計士の話題ではないですが、弁理士もAIの脅威に晒されている?のか、明確に反論されています。
たしかに、と思ったのが以下の記事。
弁理士業務の中には「そう簡単にAIが代替できない部分が多い」という。例えば以下のようなものだ。
・知的財産とは「人間の生活を豊かにするもの」→AIに「人間とは何か」が分かるのか ・依頼人との空気感が重要→依頼人の放つ「空気」が読めるのか ・依頼人の意図を把握する必要がある→依頼人自身も気付いていない場合もある ・最適解は常に変化する→出願断念、応答断念が最適解の場合もある ・発明者を見抜く力がいる→発明者は往々にしてうそをつく |
会計にあてはめると、以下のような感じかと。
・会計とは「企業の経済的実態を明らかにするもの」
→AIに「経済的実態」が分かるのか。昨日投稿した、有償支給の実態を支配の移転の有無で判断する場合がそうですね。 ・クライアントとの空気感が重要 →クライアントの放つ「空気」が読めるのか ・クライアントの意図を把握する必要がある →クライアント自身も気付いていない場合もある(特に見積判断やアドバイザリー等で) ・最適解は常に変化する →ディールの中止が最適解の場合もある ・経営者やビジネスパートナーを見抜く力がいる →彼らは往々にしてうそをつく |
これらをすぐにAIが解決するのは難しいであろうということで、「AIが直ぐに人間に代替する」ことはないかと思います。
クライアントが人間のうちは、尚更です。
ただし、今後、AI化がかつてない勢いで進むのもまず間違いないと思います。
最終的には財務諸表作成側、監査側双方の判断や作業がほとんどAIという状況も考えられますが、
我々会計人としてはまずは機械に代替されにくいスキルを身につけるように動いていくことは重要ですよね。
会計士なら、ざっと思いつく限り、例えば以下のようなスキルでしょうか。
✔︎複雑な取引にかかる基準解釈
✔︎会計基準を作成する側の仕事
✔︎高いコミュニケーション力等に基づく営業力、調整力、情報収集力、説得力
✔︎誤謬や不正に気付く力
✔︎人を導く力、リーダーシップ