決算発表で毎回先陣を切る愛知県拠点のレストランチェーン、あみやき亭。同社と監査法人の取り組みは、将来の会計監査の在り方を示すモデルの一つになる。
本日の日経新聞より。
伝説の会社、あみやき亭ですね。
日次決算という、もはや異次元の早期決算を達成している会社です。
上場企業の決算の業務に携われた方ならお分かりかと思いますが、決算日の翌日に短信を出すというのは、耳を疑うような荒業です。
今回はそんなあみやき亭の紹介です。
小売店であることとか、シンプル化がしやすい要素はあるのかもしれませんが、
次世代型の早期決算の形として、新聞記事にもあるとおり、同社の取り組みは参考にはなりますね。
ただし、以下のようなことも同時に思った次第です。
✔会長「やるからには1番にこだわりたい」 → そこにこだわるんですか!(気持ちはわかりますけど)
✔担当会計士が大変そう!毎日データ送ってこられても・・・(ただし、業務集中を避けれるメリットは確かにあります)
✔業務データを日時で入手するというスタイルは、次世代のAI監査でも想定されているのではないでしょうか。
確かに日ごとに取引をAIに分析させられるようになれば、issueに対して適時に対応ができますしね。
しかしこの記事は、一般的な会社にも見習ってくださいと言いたいのだろうか・・・。
同社と根本的に前提が違うところもあると思いますので、無理しすぎて決算の現場に歪みが出ないようにもしたいところです。