架空発注 竹中工務店子会社

下請け会社に架空の業務を発注し、大手ゼネコン竹中工務店の子会社「TAKシステムズ」(大阪市中央区)に損害を与えたとして、大阪府警は16日、同社の元社員の井手明利司(あきとし)容疑者(67)=同府高槻市奈佐原1丁目=を背任の疑いで逮捕したと明らかにした。容疑を認めているという。架空発注は約6年間で約1億円に上る。朝日新聞より。

内部統制の手が届かない子会社なのでしょうかね。

架空発注は、共謀してくれる発注先さえいれば、書面さえ整えれば簡単にできると思います。

発注時に実在性を確認するための承認を受けるなどと言う統制を敷くことは一般的ですが、全ての発注行為について架空でないかどうかを含めて事細かにチェックするのは至難の技ですね。

発注後、物品検査や作業の進捗報告などで実態の確認が必要なのですが、これも全てはできない。

結局は、バレないと思う人のモラルに委ねられるわけです。

しかし着服したらいつか必ずバレます。

入社する人には、新入社員も中途も含めてまずはこれを頭に叩き込ませる必要があると思います。

そしてそのような努力を企業はしています。

それでも起こる不正。

内部統制の限界というのがモデル化されて論じられておりますが、認めなくはないものですね!!

なんとかならないものでしょうかね。