ASBJは、実務対応報告第18号「連結財務諸表作成における在外子会社等の会計処理に関する当面の取扱い」の見直しに関する検討を進めているようですが、IFRS第16号「リース」について,在外子会社で修正が必要な項目として追加しない方向で議論が進んでいるとのこと。
経営財務3398号より。
これは、もう当然の対応かと思います。
当然過ぎる。
海外子会社で計上した使用権資産などを、わざわざ日本の連結で戻す手間が尋常ではありません。
そもそも18号はIFRS自体を受け入れるという発想なわけだし、ファイナンスリースと同じと考えれば、投資家の意思決定への影響は限定的かと。
個人的には、おそらく将来的に日本基準でもリースは改正されるとみていますが、その時の手間も省けると思います。
というか、より難しい問題は、
18号の前工程にある、海外子会社のIFRS16の対応状況です。
これ、本当に対応できるのでしょうか?
実務的に、調査と仕訳算定にかなりの工数を要します。
なんちゃってIFRSを含む海外子会社が沢山ある日本の親会社は、かなりの労力をかけてきたのではないでしょうか。
リース期間を決めるだけで、異様に時間がかかります。。。