新興企業の株式上場に「監査難民」の危機

www.nikkei.com/article/DGXMZO43611390R10C19A4X11000/

日経新聞より。

プレミアム記事なので内容面は敢えて触れませんが、

IPO成功させるのに、事務所の大小はそこまで関係ないとは思います。記事にあるように、能力的に問題ないこともあるでしょう。

ただ、どの会計士が担当するのかという点は、気をつけなければならない。

といっても、初見の会計士の実力を見極めるのは困難ですので、IPO実績を見ようとする。

しかし、大手監査法人も人手が足りないし、監査の要求水準は高まっているので、大手も簡単には契約しません。

ここで事態がスタックしてます。

どうしようと。

記事にあるように、全体的には中小に期待したいところですが、中小も忙しいですからね。

あと、それは違うだろと思うのが、大手監査法人のAIによる対策。

これを進めたところで、抜本的には解決しないと思います。

IPOは、通常の監査で適用できない手続や準備会社特有の課題を、まさにお客様と二人三脚で解決していかなければならないから。

データ技法的な解決策には疑問符がつきます。

また、会計士にとっては、物事は見方次第で、IPO経験者、IPO業務にチャレンジしたかった監査人にとってはチャンスがきてますね。