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私が総理大臣ならこうする 日本と世界の新世紀ビジョン 大西つねき著
最近読んだ本で、久々に時間を忘れて読んでしまった本があります。
大西つねきさんが書かれた、「私が総理大臣ならこうする 日本と世界の新世紀ビジョン」です。
私が総理大臣ならこうする 日本と世界の新世紀ビジョン[本/雑誌] / 大西つねき/著 価格:1,728円 |
この方は政党を立ち上げて政治活動を行われていますが、別に政党がどうのこうのとか、支持すべきとかどうかとか言いたいわけではありません。
本の内容が純粋に面白く、ためになりましたので、今回は読んだ感想をぜひ書かせていただきたいと思います。
普段会計の勉強ばかりしていると見えない、世の中の大局をつかむことができると思います。
頭の中に沢山あった点が、線になりました。
私の頭の中に、以下のようなキーワードが点で散財していました。
●日本国が借金しているというのが、ウソだということ
●日本国は、実は世界一のお金持ちであること(逆にアメリカは世界一の借金大国であること)
●日本人の生産性の高さは、世界一であること
●それでも、日本人が貧困にあえいでいるのはなぜか
●日本人が、お金のために働かされているのはなぜか
●実体経済、すなわち国民の付加価値や幸せが大切であること
●GDPの正体
●お金の正体
●原発を再稼働させる理由と、原発を捨てることが正しい理由
●ベーシックインカムの正しい姿
●憲法の上にある存在
理由についても、なんとなく理解はしているつもりでした。
しかし、私は点でしか把握していなかった。あるいは、点ですら全く理解できていなかったことがわかりました
そして、世の中、何かがおかしいんじゃないかという漠然とした感覚を持っていました。
すべてを繋げる答えは、この本の中(+下記で紹介するyoutube動画)に記載されていました。
そのため、読み終えて大変スッキリしました。
やっぱり、今の世の中はおかしかったのです。
資本主義的な考え方によって人を支配するとか搾取するとか、
そういうことは人間の本質ではないし、まったく大切なことではなかったのです。
監査法人が従業員の労働を搾取することがあったとして、それはやはり正しいことではなかったのです。
この方は政治家ですが、偏見抜きに、是非ご一読をおすすめいたします。
今は時代の大きな変わり目かもしれない
この人は政治家で、政治的な目的で自分の考えを記載しているのではないかという外観があります。
しかし、真実を知ることが重要なのであって、そんなものはどうでもいいと思いますし、
大西さんもそんなことはどうでもいいと公言されています。
この本を読んだから支持する政党を変える必要はありません。
しかし、私は確信しているのですが、この方の仰ることが本当だとしたら、
まさにこの令和の時代に、革命がおこるのではないかと予想しています。
社会主義→資本主義→価値主義(お金2.0より)の時代変遷について、【書籍紹介】メタップス社長 「お金2.0」にて、以前投稿しましたが、
その話とリンクするものを感じました。
こういう人たちが次々に出てきたということは、
明らかに時代が今、変わってきている気がしています。
インターネットの発達とはすごいですね。大きな波が、さらに大きく増幅されていきます。
話題のAIやRPAなど、新しいテクノロジーは、更なる変化と進化をもたらしてくれるのでしょうか。
ちなみに、この方はYoutubeでも多くの動画を投稿されています。
動画も無料で見れる割に、非常にためになります。
会計士としての仕事
資本主義を支える会計士の仕事は、実は無意味ではないのかといわれることがあります。
しかし、私は会計士の仕事こそ、数字に信用を与えるという、地に足の着いた仕事ではないかと思います。
情報について価値を付加するという側面でいえば、必ずしも資本主義に汚染された仕事とは言い切れません。
ハイレベルな、サービス業もしくはインフラ業です。
資本主義でない世界で、会計士としてどのような生き方をしていけるのか、
引き続き、ヒントを探す日々が続きそうです。