こんにちは。
アカウンティングファイターです。
最近思うのですが、IFRSって本当に難しいですよね。
基準の文言を読むだけでも大変で、慣れが必要です。
巷には多くの解説書が並んでいて、監査法人のIFRSプロフェッショナルと議論するなりしないと、
なかなか本質的なところまで理解が追いつかないとは思います。
しかしそんな人がまわりにいるならともかく、いない人は自力で多くの事を学んでいかなければなりません。
しかし、よくまわりを見てみると、実は無料でも多くの使える情報に溢れていることに気付きます。
今回は、私がオススメできるIFRS16の使えるリンク集について記載したいと思います。
Contents
EY
・EYでは、こちらにてIFRS関連情報がサマライズされています(見やすい)。
・IFRS関連刊行物を検索することで、リースに関する情報を引っ張ってこれます。
・業種別の解説情報(消費財産業及び小売業、不動産、エンジニアリング及び建設)
・重要アップデート情報(リース期間及び賃借設備改良資産の耐用年数)
KPMG
KPMGでは、IFRS16リースに関する記事が、一つのサマリーページにまとめられています。
いくつか特徴的なページがありましたので、以下に記載します。
・基礎を動画で学びたい方のために、オンライン基礎講座なるものが視聴できます。
・実務担当の頭を悩ませがちな、不動産リースについての(借手の)解説もスピンオフされています。
さらに、以下のような解説があります。
・条件変更や、減損、表示、公正価値など実務でありがちな勘違いについて気づかせてくれる実務Q&A
・重要アップデート情報(リース期間と賃借施設改良の償却年数の関係、ペナルティの考え方)
Deloitte
同じく、こちらで基準ごとの解説がサマリーされています。
IFRS16に関しては、以下の解説が特徴的です。
PwC
面白いことに,IFRS16に関連して上場企業との対話が掲載されています。
以下は無料ではないのですが、参考までに追加掲載します。
経営財務(有料)
専門誌にも、IFRS16情報が沢山ありますが、どのような内容が掲載されているのか、簡単に触れます。
- EYの会計士の先生による以下連載は、比較的実務的な内容にも踏み込んだもので、個人的にはIFRS16対応担当者は必読なのではないかと思っています。
第1回 新リース会計基準の概要 No.3375(2018.9.17)
第2回 リースの定義とリース構成要素の区分 No.3378(2018.10.8)
第3回 不動産の借手に関する留意事項 No.3380(2018.10.22)
第4回 個別論点(少額資産リースと短期リース等) No.3383(2018.11.12)
第5回 表示と開示,財務指標への影響 No.3387(2018.12.10)
- また、以下のような海外の開示を詳細に分析した記事についても掲載されています。
IFRS第16号「リース」の海外における事例分析 前編 3414号
- 18号対応についても紙面が割かれており、日本基準適用会社も必読な記事になります。
在外子会社がIFRS16号「リース」を適用する場合の留意事項 3403号
旬刊経理情報(有料)
旬刊経理情報は、経営財務とはまた異なる魅力のある専門雑誌で、IFRS関連の記事も豊富です。
- IFRS16号「リース」適用後の借手の実務論点 NO.1564(2019/12/10)
・・・条件変更や見直しによる再測定は、適用後も注意すべき一つの重要な論点です。この点について解説されています。
- IFRS16「リース」移行の留意点
・・・借手の判断に焦点を絞って熱く解説されています。①適用範囲、②リース期間、③リース料総額の範囲、④割引率について、可能な限り実務的な視点で解説がされています。必見です。