リスク分担型企業年金 追記(IFRS課題)

  • 2017年7月15日
  • 2017年7月16日
  • 会計

IFRS上の課題の整理がされています。

2017.3  vol.56  季刊会計基準にて、いろいろと解説がされています(ASBJ)。結論はおおむね以下抜粋です。

  リスク分担型企業年金のIFRS 上の会計処理については、我が国におけるIFRS の適用上の課題として扱うとした上で、IFRS 解釈指針委員会に要望書を提出しないという結果になったものの、今後は、我が国におけるIFRS の適用上の課題として扱わないテーマや、IFRS 解釈指針委員会に要望書を提出するテーマが出てくる可能性がある。

 

あと、上記座談会資料の中で面白いコメントがありましたので抜粋します。

✓IFRS でも重要性の議論が行われていますが、重要でないものを注記に記載することは、読み手にとってノイズだと言っておられます。作成者としては、重要性の判断を行えるような内容が会計基準等に書かれていないのにノイズだと言われるのは、誠に心外であります。ASBJ における会計基準等の検討においては、必要性をきちんと説明せずに注記を増やすことは慎んでもらいたいと思っています。

✓IFRS 対応の検討については、細かいところにこだわり過ぎる人が多いといつも感じています。特にIAS 第19号は、典型的な原則主義の基準ですから、明確に記載されていない点が多いわけで、以前の退職給付信託の取扱いの際にあったように、基準に記載していないことを勝手に解釈される方が結構いらっしゃって、もうちょっと実務側の混乱を考えてほしいなと思っています。

我々実務家(特にFS作成者)の意見を代表するものかと思います。

なまじ知識があるがゆえにとても細かい話について議論することに時間を費やしてしまうことがあったりするものです。プロ仕事とはそういう部分があるものかもしれませんが、お客様とのやりとりの中でIFRSを考えるうえでは、これは本当に気をつけたい視点ですね。