自動化進む事務作業

  • 2017年9月4日
  • 2017年9月5日
  • 会計

オフィスの作業を自動化するソフトウエアが日本で浸透し始めた。データ入力など人手に頼っていた単純作業を自動的に処理することからロボットと呼ばれ、第一生命保険は最大で150人相当の業務を代替する。人手不足の深刻化や働き方改革で労働時間の削減を急ぐ大手企業が次々に導入している。生産性を引き上げて、貴重な人材を顧客対応や企画部門に厚く配置する動きにつながりそうだ。

日経17/9/3より

先日人手不足のタイトルで投稿し、事務職の女性にもいろいろな意見があることを考察しましたが、現実的には事務職の仕事はどんどんAIに置き換えられているようです。

実際、総務や経理の現場でどのようにRPAが浸透しているか、私自身もデモなどを見る機会があって目では体感したのですが、驚きました。本当にロボットが作業している、と。

記事を読んでいると、私が想定していたよりもずっとコストダウン効果があるようで、それだけ付加価値の低い単調作業に人手をかけていたことがわかります。

とくにパソコン上で行うような単調作業は、簡単に代替される(既にされている)ことになると思います。

おそらくですが、一般事務仕事にかかわらず、会計や監査に関連する業務についても同様かと思います。

単なる転記、計算合わせ、突合・・・これらは間違いなくAIにとって変られると思います。最近は会計士でない監査スタッフの採用も大手では常識的のようですが、今後はAI投資になってもおかしくないですね。(現状、証憑突合をする場合の、証憑が紙でしか入手できない場合に、まだまだ限界を感じますが。)

ただし、数字を合わせるだけではなく、エビデンスや契約内容から会計処理の異常点に疑問を持って質問すること、なぜその処理でいいか論理的な文章を記載できることなど、専門的な業務になればなるほど付加価値が高まりますので、AIに代替されにくいとも思います。AIには学習効果があるので、これらについても将来的には代替されるのかもしれません。監査スタッフのワークであっても、少しでも付加価値を高める努力をする、パターン化できない洞察力を磨いていくことが、求められていくのだと思います。これは昔から言われていることですが。

ずっと思っていたのですが、会計士に対する研修も、知識のインプットだけではなく、そのような洞察力・着眼力・発見力にフォーカスしたものがもっと出てきてもいいと思っています。(インプットも非常に大切ですが、昨今続く不正会計も受け、インプットを活かしたアウトプット力=現場力こそが時代に求められている気がしています。)

まあ、付加価値の高い業務ほど、身につけるのは大変なんですけどね~・・・

あくまで目標の話ということで。