ファストリ、監査法人を新日本からトーマツへ

ファーストリテイリング(9983)は12日、会計監査人を新日本監査法人から監査法人トーマツに交代すると発表した。異動予定日は2017年8月期の定時株主総会開催予定日である11月30日。

日経より。

これはまた大規模会社の監査人変更になりますね。監査法人側の人繰りに大きく影響しますね。

しかし理由が興味深い。

「トーマツを起用することにより新たな視点での監査が期待できることに加え、同監査法人の独立性、品質管理体制等を総合的に勘案した結果」

何とも言えぬ単刀直入感の無さ。

何故か監査人変更理由は、控えめにコメントする事が多いですね。JICPAがアンケート事例収集しなければならないほどに、皆オブラートに包みます。

まあ投資家からしてみれば、どこの法人がやったところで結果は同じになるから…いや、ならなければおかしいから、そもそもあまり株価には影響しない事が多いですよね。

会計や監査はインフラであって、それ自体は社会の目的ではないので、ある種の納得感はあります。

しかし高度な情報、判断を経なければ達成できないインフラであることも確かかと。だからといって、水道光熱が高度でないなどと言えません。要はインフラ業は、実はどれも難解で高度なことをやってるのかなと、そのように感じています。