大手監査法人、トーマツが千葉市の海浜幕張副都心エリアに「トーマツ監査イノベーション&デリバリーセンター(AIDC)」を2017年12月1日に開所した。今後、ここを業務の標準化と集中化の拠点とし、監査品質の向上と監査業務における働き方改革の促進を目指すという。「監査イノベーション」と銘打つ肝いりの取り組みだが、どこがどのように変わるのか。
ダイヤモンドオンラインより。
ざっくり言うと、専門的判断の入る要素の少ない単調作業はできるだけ会計士以外の人にやってもらえるようにすること。
ただし、いわゆるアシスタントをぽちぽち採用するのではなく、1つの大サポート部署として規模の利益を追求する。
また、デジタル技術を駆使してスマートにこなしていく。
アシスタント自体は最近はどの大手でも採用していると思いますが、ここまで本格的に大掛かりな取り組みを始めたのは本件くらいかもしれません。
アシスタントの業務への慣れによる効率化がキーになるのではないですかね。
個人的には、開示チェックはそれなりに専門的な作業になると思っていますので、そこを如何にこなしていくのか、興味深いです。
なお幕張との関係はよくわかりませんが、地域振興目的があるのは間違いありませんね。良いことだとは思いますけど。