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2019年

(国税庁)平成30年分の確定申告留意事項

国税庁は、「平成30年分の確定申告において納税者の方にご留意いただきたい事項」を発信しています。 そろそろ確定申告の季節ですから、ご紹介いたします。   今年は、e-Tax の送信方式について、「マイナンバーカード方式」と「ID・パスワード方式」から選択できるようになった点が大きな変更点ではないかと考えています。 「ID・パスワード方式」は、一度税務署に出向かなければならない手間はあるも […]

日産、今期91億円計上。報告書訂正も

日産自動車が、前会長カルロス・ゴーン被告の報酬隠し事件に関連し、有価証券報告書(有報)に記載していない約91億円の報酬を2019年3月期決算で一括処理する方針を固めたことが5日、明らかになった。18年4~12月期決算を12日に発表するのに合わせ、費用を計上する。過去にさかのぼって有報も訂正する方針だ。 時事通信より。 結局、会計処理に影響するのですね。 しかも訂正報告も出すということで、監査の問題 […]

【有価証券報告書 注記の訂正事例でわかる作成/記載要領】セグメント 地域ごとの情報(主要な国別の売上高)

当ブログの【有価証券報告書 注記の訂正事例でわかる作成/記載要領】シリーズでは、 実際の訂正報告書の事例をもとに、その内容と発生原因をできるだけ具体的に研究し、ご紹介しています。 その特徴は以下の通りです。 ◆読者が得られる成果: 読者は実際のリアルな訂正事例をもとにリスクの高い領域について作成要領・記載要領・作成方法について効率的に学習できます。その結果、有報の作成・監査の精度を高め、訂正報告書 […]

スモールスタート

有限責任監査法人トーマツで法定監査やIPO支援等に従事し、2011年にアートやカルチャーを専門領域とする公認会計士事務所を設立しました。豊かな文化の醸成と経済活動は表裏一体で不可分なものだと考えて、会計・税務・財務などの専門性を生かした経営支援を行ない、文化・芸術や創造的活動を下支えする人です。 greens.jpより。 稼げているときに、お金を留保していく方法や、いざというときに緊急の資金に用立 […]

ANA子会社元部長が2900万円着服

ANAホールディングスの子会社、全日空商事は4日、航空・電子カンパニーの元部長の男性が約2900万円を着服したとして、同日付で懲戒解雇処分にしたと発表した。 朝日新聞ニュースより。 元部長は自身の経費を決裁する権限を持っていた。 そりゃ、不正起こりますわ…。

2019年度版 会計監査六法

毎年販売されている会計監査六法(JICPA,ASBJ共著)ですが、 どうも2019年版から、書籍読者限定の付録データベース版が添付されるそうです。 検索、リンク、ダウンロード、印刷機能などがあり、利便性が高まりそうです。 しかも、掲載内容は随時最新情報にアップデートされるそうです。 定価は税抜7700円で、いつものとおり高いのですが、今年は買うことを検討してみてもいいかもしれないと思いました。 ( […]

年次有給休暇取得の義務化について

働き方改革関連法の成立改正により、使用者は各労働者に対して、年5日分の年次有給休暇を取得させることが義務付けられるようになります。 税務研究会ニュースより。 1 改正の概要、計画年休との違い 2 制度内容 ⑴ 対象者 ⑵ 年5日の時季指定義務 ⑶ 時季指定の方法 ⑷ 時季指定を要しない場合 ⑸ 年次有給休暇管理簿 良くまとまっていると思ったのでそれはいいのですが、 そもそも有給休暇って毎年20日与 […]

【事例に学ぶ】売上至上主義と不適切会計

はじめに 今回は、訂正報告書の内容ではないのですが、不適切会計によって決算発表が遅れ、新聞でも報道が続いていた東証一部・名証一部企業である某社が発表した社内調査委員会の調査報告書の内容について研究していきます。 会社の努力により上場は維持されましたが、当ブログでは本件が発生したプロセスと、我々が学ぶべきことに注目していきます。 行われた主な行為 前提として、事案発生会社は連結子会社で、フードサービ […]

IPO企業に聞く

独自のアルゴリズムに基づくビッグデータ解析サービスを展開するVALUENEX株式会社は、2018年10月30日に東証マザーズ市場に新規上場を果たしたことから、そのインタビューの記事がありました。 IPOプロより。 参考になると思ったので、以下にて主なQAを記載します。 IPO準備で苦労したのはどのような点でしょうか? 一番は内部管理体制の構築です。審査への対応や適時開示の実績作りができる人材を探し […]

IFRS16号「リース」、上場2社が早期適用

IFRSの新たなリース会計基準であるIFRS第16号「リース」が、2019年1月1日以降開始する事業年度から強制適用されている。本誌がIFRS任意適用会社を調査したところ、 強制適用時期より早くIFRS16号を適用している旨を開示した上場会社が2社あった。当該会社は、メンバーズ(東一、サービス業)と、サッポロホールディングス(東一、食料品)。メンバーズは2018年3月期第1四半期から、サッポロホー […]

IPO銘柄、初値からの上昇率

2018年は新規株式公開(IPO)が91社となり、過去10年で2番目にIPOが多い年だった。昨年上場した銘柄の株価騰落率では、システム開発やクラウドサービスなどインターネットを活用したビジネスを手がける企業が上位に並んだ。 日経新聞より。 上場後株価が冴えないという話も聞きますけど、順調に株価を上げている会社もありそうですね。 10倍株ではないですが、小型株を狙わないと、大きなリターンは得にくくな […]

(JICPA)インセンティブ報酬の会計処理に関する研究報告

JICPAより、インセンティブ報酬の会計処理に関する研究報告 が2018年12月14日に公表されています。 こちらの趣旨としては、株式報酬や業績連動報酬の活用を日本企業が目指して行くに当たり、各インセンティブ報酬スキームにおける会計上の取扱いは一部のものに関して会計基準等で明らかになっている部分はあるものの、多くのスキームに関してその会計処理は会計基準等において明示されていないことが問題視されてい […]

都内で4大監査の討論会

あずさ監査法人など4大監査法人は24日、日本経済新聞社と「4監査法人合同フォーラム」を東京・大手町の日経ホールで開いた。企業の会計不祥事で監査への信頼が揺らぐなか、監査法人が果たす役割を議論した。 日経新聞より。 課題は山積ですね。 個人的には、以前記事にした、イギリスで検討が進んでいるとされている、複数監査法人による同一クライアントに対する「ダブル監査」について監査法人側としての考え方を聞いてみ […]

【有価証券報告書 注記の訂正事例でわかる作成/記載要領】関連当事者_弔慰金等

当ブログの【有価証券報告書 注記の訂正事例でわかる作成/記載要領】シリーズでは、 実際の訂正報告書の事例をもとに、その内容と発生原因をできるだけ具体的に研究し、ご紹介しています。 その特徴は以下の通りです。 ◆読者が得られる成果: 読者は実際のリアルな訂正事例をもとにリスクの高い領域について作成要領・記載要領・作成方法について効率的に学習できます。その結果、有報の作成・監査の精度を高め、訂正報告書 […]

経営者の「福利厚生」

”住居や社用車、飛行機など、役員報酬とは別に経営者が受け取る福利厚生はどこまでが正当か。国内外で厳しい視線が注がれている。”との日経新聞の記事。 確かに公正な取引を害するような類のものは上場会社としては受け入れがたいと思いますが、一方で個人的には、経営者は、若者の「夢の存在」であってほしいとも思います。 もちろん会社から役員として福利厚生を受けることを「夢」としてください、と言いたいわけではないで […]