おもちゃなどを手がける「バンダイ」でイベントの企画や運営をしていた社員が、取引先からキックバックの形で会社の金、合わせておよそ2億円を不正に受け取っていたとして、会社は、この社員を懲戒解雇したと発表しました。
NHKニュースより。
社内で調査したところ、バンダイでイベントの企画や運営を担当する40代の男性社員が、取引先に支払った金の一部を振り込ませるキックバックの形で、会社の金を不正に受け取っていたことがわかったということです。
発注元の担当者などが下請に力を持っている場合、下請と口車を合わせて水増しした請求書を会社に出し、水増し分をキックバックまたは山分けするというのは、典型的な手段。
税務調査で見つかったようですが、具体的にどういう経緯で発見できたのかが、凄く気になります。
発注書や請求書の内容などの矛盾を見つけたのか、
請求書金額と取引先への支払額が一致してなかったなど金額の矛盾があったのか、
承認プロセスが怪しかったのか、、、
大企業なので、財務諸表に与える影響は軽微かもしれませんが、そういう問題ではなく、再発防止策としてどういうアクションを取るのか、そちらも興味深いです。
ところで盗んだお金は既に使っているでしょうし、二億も払えないと思うので、取引先にも損害賠償するのではないでしょうか。
何れにしても法務と人事の人の仕事が増える…