仕事を部下に任せたい!

『自分がいなくてもうまくいく仕組み』(山本敏行著、クロスメディア・パブリッシング刊)は、そんな「部下への仕事の任せ方」の大事なポイントがわかる一冊だ。本書では、リーダーたる自分がいなくても仕事やプロジェクトが円滑に回る仕組みづくりが解説されているが、その第一歩は「自分のコピーをつくる」ことにあるとしている。では、どのように自分のコピーとなる「仕事を任せる部下」を選べばいいのだろうか。本書からそのポイントを紹介しよう。

ニコニコニュースより。

ポイントは4つあるようです。

1.「向き不向き」

2.「興味の有無」

3.「スケジュールが埋まっていないか」

4.「複数人に複数の分野を任せる」

これをもとに自分の経験(監査)にあてはめてみたところ、以下のようになりました。

1. 部下は監査に向いてない

2. 部下は監査に興味がない

3. 部下は仕事が多く忙しすぎる

この時点で既に、”自分がいなくても上手く行く仕組み”を作るのは絶望的です。。。

ただ、4.については考える余地があります。

監査法人といっても、色々な人がいると思います。

エクセル得意な人、

英語ペラペラな人、

中国語できる人、

というかネイティブの人、

特定分野の会計処理に強い人、

案件の経験が豊富な人、

税務部隊、

アクチュアリー、

不動産鑑定士、

弁護士

などなど、

特に大手であればかなり多種の人財にアクセス可能です。

しかし、誰でも適時にアクセスできるかというと、必ずしもそうではありません。

日頃から組織の中にネットワークを構築し、何かあれば相談できる環境を自分から作って行くことが必要です。

そのネットワークが良好であればあるほど、部下(社内発注先)に仕事を任せることができると思います。

当然、相手からの相談にも快く応じる、ギブアンドテイクの関係を作っていく態度が必要です。

仕事で困った時には、詳しい人のアドバイスほど有難いものはないですからねー。

重い事項であれば、たいていはパートナーが対応してくださいますけどね。

リソースの豊富さは、規模の大きい監査法人のメリットです。

もし利用可能なら、少しでも活用すべく自分から動いて行きましょう!

利用不可能なら、社外につてを求めればいいと思います。簡単ではないけど、少しずつネットワークを広げる努力をしていけば、そのうち誰かしらの仲間は作れるはずです。実際に、私は外部の人とのコネクションをほんの少しですが構築しました。

良い仕事環境を作れると信じて、アンテナ張って動いていきましょう!