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IFRS

IFRS16号「リース」、上場2社が早期適用

IFRSの新たなリース会計基準であるIFRS第16号「リース」が、2019年1月1日以降開始する事業年度から強制適用されている。本誌がIFRS任意適用会社を調査したところ、 強制適用時期より早くIFRS16号を適用している旨を開示した上場会社が2社あった。当該会社は、メンバーズ(東一、サービス業)と、サッポロホールディングス(東一、食料品)。メンバーズは2018年3月期第1四半期から、サッポロホー […]

(ASBJ)改正企業会計基準第21号「企業結合に関する会計基準」等の公表

企業会計基準委員会は、平成31年1月16日において、以下を公表しています。 ・改正企業会計基準第21号「企業結合に関する会計基準」 ・改正企業会計基準適用指針第10号「企業結合会計基準及び事業分離等会計基準に関する適用指針」 主な改正点は、対価が返還される条件付取得対価の取り扱いについて、基準に追加したことです。 この改正を見る前に、大枠として、条件付取得対価の取り扱いについて日本基準とIFRSの […]

IASBが「重要性がある」の定義を明確化

ASBJより。 この変更は2020年1月1から適用されるが、企業は早期適用を決定することができる。 従前の定義: 項目の省略又は誤表示は、利用者が財務諸表に基づいて行う経済的意思決定に、単独で又は総体として影響を与える可能性がある場合には、重要性がある。(IAS第1号「財務諸表の表示」) 新しい定義: 情報は、それを省略したり誤表示したり覆い隠したりしたときに、特定の報告企業の財務情報を提供する一 […]

リース基準の統一

国際会計基準は2019年から、リースの機械もすべて資産とみなす。買っても借りても同じルールが日本にも適用されれば、リース本来のメリットはなくなる。手元資金の乏しい中小企業の投資意欲に水を差すと懸念する声が出ている。 日経新聞より。 中小企業がどこまで巻き込まれるかは何とも言えませんが、適用される上場企業にとっては、IFRS16はかなり面倒な基準です。 これはIFRS16の適用準備をしている担当者で […]

KPMG IFRSと日本基準の主要な相違点(2018年版)

KPMGは、IFRSと日本基準の主要な項目についての典型的な相違点について、2018年4月1日時点で公表されている基準書(IFRS第17号を除く)を対象に記述したものを公表しています。 毎回思いますが、コンパクトにまとまっておりますね。 ただし、実際はこれらに限らず、差異となり得るものがあると思いますので、くれぐれも注意したいところです。

【IFRS】有給休暇債務 後入先出法について考える

IFRS導入企業にとって避けて通れない検討事項の一つに、有休休暇債務があります。 気になっているのはただ一つ、「後入先出法(LIFO)の採用の可否」についてです。 ぱっと聞いてもすんごく分かりづらいので・・・。 要は、「企業が支払うと見込まれる追加金額」をどのように解釈できるかが大きな分かれ道だと思います。 事例としては、「IFRS 任意適用に関する実務対応参考事例」をヒントに、 LIFOを適用し […]

【有価証券報告書 注記の訂正事例でわかる作成/記載要領】アウトソーシング NCIプットオプション(IFRS)

事案概要 アウトソーシングは、2018 年2月 14 日において、過年度の有価証券報告書等の訂正報告書を提出することを発表しました。 今回は不正ではなく完全に誤謬、しかも監査法人の指導にしたがってきたにもかかわらず発生してしまった事例になります。 会社にとって非常に心苦しい事例となりますが、これを無駄にしてはいけないと思います。この苦しさを我々も記憶に留めておき、再発を防ぐように行動する必要がある […]