不正発見経緯

経営財務17年8月7日号より 発覚経緯区分 監査法人が最多(不正を)どのような経緯で判明し,公表することになるのか。今回の集計で最も多かったのが「会計監査人(監査法人)による指摘」。当該経緯により発覚・公表した企業が,86件のうち24件(27.9%)だった。次いで,「内部通報・内部調査」が19件(22.1%),「決算作業」や「外部からの指摘」が各6件(各7.0%)だった。「その他」には,証券取引等 […]

【訂正報告書事例】 のれんとDTL (株)ナック

株式会社ナックは、平成29年3月期の内部統制報告書において、平成29年3月期における財務報告に係る内部統制に開示すべき重要な不備があり、当社の財務報告に係る内部統制は有効でない旨を記載している旨を発表しています。 注目したのは、その理由。 本案件は、平成26年3月期の第2四半期に行った株式会社JIMOS取得時の会計処理に発生頻度の少ない非定型的な取引であったため、会計上の「二重責任の原則」は承知し […]

監査法人 辞めたい?②

会計士を襲う現実   最難関国家資格の1つとされる公認会計士試験。 苦労に苦労を重ね、この会計士試験に合格し、晴れて監査法人に入所して、 どの合格者も、バラ色の会計士生活を思い描きます。 しかし、「現実はバラ色ではない。もう、辞めたい」と、多くの若手会計士が語りますよね。 今回は、その理由について、”現役の公認会計士の経験ベース”で語ります。 バラ色ではない理由は、以下のような悩みがある […]

会計士 2審無罪

コンサル会社3億8000万円横領 役員ら逆転無罪 東京高裁 1審とは何だったのか・・・。検事「ぐぬぬ」ではまずい気が・・・。 この件とは直接関係ないですが、以下の書籍で暴かれている細野会計士の事件を思い出しました・・・。 (この書籍は会計士であれば絶対に読むべきだと思います。) 公認会計士 VS 特捜検察 これは完全に個人的な印象ですが、何というか、会計士というのは世の中から嫌われているのかという […]

会計士の需要

日本公認会計士協会の会員数が6月末で2万9456人に この半年間で153人増加 一時的に減少を増加が上回ったから? というか、上記は準会員を除く数値だと思いますが、準会員を含む会計士の数は以下の通り増え続けています! ※JICPAウェブサイトより 2000年の頃からは倍増していますが、それでも足りない傾向なのですね。 そう考えると2009年からの一連のJSOX業務はかなりのビジネス規模という理解が […]

【訂正報告書事例】 売上前倒し計上(アピックヤマダ)

アピックヤマダ株式会社は、有報提出期限を延期していましたが、17年7月31日に提出完了したようです。 理由は、不適切会計(売上の前倒し計上)により訂正報告書を提出する騒ぎになっていたためです。 会計監査人であるデロイトも契約終了となり、交代するようです。   調査結果報告書(委員長は有名な宇澤亜弓先生)が会社により開示されているので、少し読んでみました。 読んでみると、売上に関して非常に […]

監査法人 海外

監査法人・税理士法人の海外出向についての記事を見かけました。 記載内容については頷くところもあれば、?と思うところもありますが、 いずれにしても海外経験は貴重だし、会計士としてチャレンジしたい分野ですよね。   というか、Big4でパートナーまで出世しようと考えるのなら、海外経験は必須ではないかと言われています。 しかしながら、その監査法人における海外赴任や海外出向は、実際は容易ではない […]

会計士、出向④

前回シリーズまででは、監査法人に在籍しながら事業会社に出向するメリットとして、以下をご紹介しました。 ①監査法人のツールを利用しながらも、 ②会計に関する論点に時間を多く割ける ③視野が広がる ④出向先に転籍できるチャンス 今回は、逆に、どのようなデメリットがあるのか、敢えて先に触れていきたいと思います。 まずは、以下です。 a) 監査に戻ったら大変 これは色々な意味で大変なのですが、 主に以下の […]

会計士、出向③

前回シリーズまででは、監査法人に在籍しながら事業会社に出向するメリットとして、以下をご紹介しました。 ①監査法人のツールを利用しながらも、 ②会計に関する論点に時間を多く割ける ③視野が広がる 今回は更に追加のメリットとして、以下をご紹介します。   ④出向先に転籍できるチャンスもある ここでは話の前提として、監査法人から事業会社への出向ということで記載しますが、転籍できるチャンスに関し […]

東武鉄道 子会社の元経理部長、1億2000万円超を着服

東武鉄道は子会社の元経理部長が、20年以上にわたって1億2000万円あまりを着服していたと発表しました。 有名企業の子会社からの不正事例。経理業務等を担当していた元取締役経理部長による着服。 この経理部長は架空の立て替え払いを計上するなどして不正な出金を繰り返し個人的な使途で着服していたが、経理業務を一人で担当していたため、隠蔽するための不適切な仕訳の入力、証憑類の廃棄を行うことができたとのことで […]

会計士 PR動画

会計士協会による宣伝動画。 こういうのどんどんやったらいいと思う。 監査法人で会計士を取り合う以前に、母集団が増えないと意味ないからね。 割と固くない感じが良いですね。予算もそんなにかかってなさそうだし。 どれくらいまで、ふざけるのが許されるのかな。。。個人的にはカジュアルなほうが好きだけど。若い人に入ってもらう訳だし。

元経理担当、4700万円着服か

静岡市清水区の水道工事事業者でつくる協同組合(同区)で経理を担当していた元職員の女性が、組合の事業収益金約4700万円を着服した疑いがあることが25日までに、組合への取材で分かった。組合は清水署に被害を相談している。女性は着服を認め、弁済している最中という。 女性は通帳と印鑑を1人で管理していたそうです。 通帳と帳簿の突合をすれば解決できた模様。であるのなら、これまで組織がそれをやってなかったこと […]

【訂正報告書事例】 大庄

大庄は、以下のプレスリリースを発表しました。内部統制の開示すべき重要な不備に該当するとするものです。 平成 28 年8月期決算監査において、「土地の再評価に関する法律」の定めるところによる土地再評価 差額金の取崩しに係る会計処理に誤りが判明いたしました。本案件に対する当社の対応として、平成 28 年8月期第3四半期の四半期報告書について訂正報告書を提出いたしました。 本案件は、土地再評価差額金の取 […]

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JapanExpressは世界に先駆けて我が国上場企業に対して作成が義務付けられたXBRLデータを利用し、世界に向けて日本企業の英文財務情報を発信するサービスです。外国投資家は無償でJapanExpressを投資先選定等の業務に活用でき、国内上場企業はJapanExpress内のIRスペース(有料)をご利用いただけます。JapanExpressは、全上場会社英文財務情報データベースと企業IRのポー […]

会計士、向いてない? ②

前回は、ケース①について触れました。 今回はケース②です。 ケース②:クライアントの要求水準が高く、自分の能力では追いつかない中で、次第に当たりもきつくなり、顧客の満足するサービス提供ができるのか不安になった 大きな上場会社なんかだと、クライアントの要求水準が高いというのは、良くある話だと聞きます。 私も若い頃アサインされた会社には鍛えられました。 自分としては頑張っているつもりなのですが、クライ […]