ソフトバンク939億円申告漏れ

ソフトバンクグループ(SBG、東京都港区)が東京国税局の税務調査を受け、2016年3月期までの4年間で約939億円の申告漏れを指摘されたことがわかった。買収した海外企業がタックスヘイブン(租税回避地)に持っていた子会社の所得について、SBGの所得と合算すべきだと判断されたという。追徴税額は過少申告加算税を含め約37億円で、すでに修正申告したという。

朝日新聞より。

重加算税はなく、単に税務対策不足によるうっかりミスのようです。

単に人手不足で管理面が後手に回っている印象も受けます。

海外買収のPMIは対策としてコンサルを使っていたのかもしれませんが、結局その後を引き継ぐのは会社であり、引き継ぐ体制も含めて手配が必要なのですが…人の話なのでなかなか難しい。人手が足りなければ外部機関に依頼してこなしていく必要性はあるかと思います。

課税も会計も、取引の複雑化も相俟ってやたらと複雑で難解になってきています。

経理の現場はといえば、これらの特殊な取引や改正論点のみならず、従来からの業務もこなさねばならないです。しかも課税や会計にかかる判断は益々厳しくなってきていて、ダメなものはダメという視点が不可欠です。これはもう、人員の補強無しにこなせると考えるほうがおかしいのではないかというのが個人的な見解です。

人員の補強としては外部のコンサルタントを使うのも手です。

ただ、外部のコンサルタント会計士と組織内会計士では、会社のために働く度合いがまるで違うことも多いのではないかと思いますので、今まさに各企業で組織内会計士を仲間にして、育てていく環境が必要かと感じます。

AIやRPAの活用が進んできますが、複雑で判断を伴う取引については、まだまだ人の付加価値は高いということも耳にしますので、尚更です。

ところでソフトバンク社では、所得隠しなどと言われる案件も最近ありました。

スキームにより争議となったのかもしれませんが、「ダメなものはダメ」ということかと思います。