テレ朝ニュースより。
手口や詳細など、全くもって不明ですが、今日もどこかで不正が発覚しています。
産経新聞ニュースより。
重い処分ですね。
たかが会計、されど会計。
たかが経理、されど経理。
経理は伝票を処理する部門ではなく、会社をコントロールする重要な役割を担っていることを痛感します。
このとき、トップマネジメント層の倫理観ほど重要なものはありません。
逆にいうと、トップマネジメントに倫理観が足りないと感じる場合がもしあるならば、当事者としては本当に注意が必要です。
個人的には性善説に立ちたいですけどね…。
日経新聞より。
うーん、まあ、ルールだから仕方ないという意味で納得感はあります。
しかし、実質的に独立性にどこまで影響があったのかについては、個人的には懐疑的です。
所謂監査論でいうところの、精神的独立性と外観的独立性の論点につながる事案ですね。
精神的な独立性が保たれてさえいれば問題ないとする考えは、心のあり方を規制する難しさから、現実的には難しい。
そのため、外観的に独立性を確保しようという話です。
でも、預金1000万円預けた程度で独立性が損なわれるのかなという気もするし、罰金2億は重いなと思いますね。
確かに金融機関は沢山あるから、何もクライアントの銀行に預けなくてもいいじゃないのとは思いますけどね。
この線引きが難しいですね。
この線引きの難しさが、独立性の論点の真のテーマなのかもしれませんね。実務的には。
なお、預金はまだいいのですが、自分のファームが監査してるクライアントの株取引にも、規制がかかります。
これから日本人も金融商品投資を拡大していこうという時勢ですので、人生トータルで見ると、場合によっては大きな差が出てくるのかもしれませんね。
まあ監査法人できちんと勤めていれば、食うには困りませんが。