清水建設 不正

ゼネコン大手の清水建設は、東京電力・福島第一原発の工事で現場責任者の男性社員が下請け業者と共謀して不正取引をしていたと発表しました。現時点での損害額はおよそ3900万円に上るということです。

読んでいると、清水建設はあくまで巻き込まれたという立場のようですが、現場責任者の方が亡くなっておられるということで、普通の不正事件ではないと、個人的にはそのように思います。

普通に考えて、仮に自分が不正(金銭着服)を実行して会社や取引先にバレたとして、自ら命を絶つことがありますでしょうか。不正の動機としては「資金不足」が多いのですが、命を絶つくらいの覚悟があるなら、他にいくらでもアクションを取れたはずなのです(もちろん、例外はありますが)。

しかも、報道され始めた瞬間に怒っている事故ですので、おそらくはマスコミに報道、あるいは書籍等でも発信されることはない「何か」があったのだと思います。

調査報告書は非常に興味深いので機会があれば読みたいとは思います。