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2019年5月

(IFRS)開示研究_IFRS15_収益の分解①_業種:食料品

IFRS15の開示で悩んだポイントの一つ   IFRS15を検討していて、開示事項として悩ましい項目があります。 それは、収益の分解の開示です。 IFRS15では、以下のように記載されています。 新基準では、顧客との契約から認識する収益について、収益及びキャッシュフローの性質、金額、時期及び不確実性が、経済的要因の影響をどのように受けるのかを描写するような区分に分解する(IFRS 15. […]

公正価値ヒエラルキーの事例(IFRS)

理屈はなんとなくわかったが 以前、時価の算定に関する会計基準(案)レベル分けのヒントという記事を記載しました。 そこでは理屈っぽいことを淡々と述べました。 会計を学ぶうえで、理論をある程度知っておくのは大切だと思ったからです。 実際、実務では更に細かな検討もありますが、 最も重要なのは大枠を理解することなので、それが捗るような記事を目指しました。 事例が知りたい さて、理屈がある程度わかったところ […]

時価の算定に関する会計基準(案)レベル分けのヒント

時価の算定に関する会計基準(案)が公表中 先日、(ASBJ)「時価の算定に関する会計基準(案)」等の公表という記事を投稿しましたが、その続きというか、追加です。 経営財務3407号にも記載がありましたので、そちらも参考に投稿します。 この時価の算定に関する会計基準を見たときに、だれもが疑問に思うことがあります。 それは、「時価のレベル」です。 レベル1とか3とか、あれです。 IFRSではお馴染みな […]

最近の監査人交代の開示 「任期満了」のみは1件も無し

監査人の交代理由開示 監査人の交代というのは昔から結構話題になっているところですが、 この10年だけでもいろいろあって、交代の理由については制度のメスが大きく入ってきている印象です。 最初に、税務研究会のサイトより、記事をご紹介します(詳細は経営財務3406号参照)。 監査人交代に関する開示が変化している。 東京証券取引所が本年1月に,「会社情報適時開示ガイドブック」を改訂し,監査人の異動理由につ […]

(19年3月期から有報開示)株主総利回りとは?

株主総利回りとは 「株主総利回り」とは、TSR(Total Shareholder Return(トータル・シェアホルダー・リターン)」)のことです。 株式投資により得られた収益(配当とキャピタルゲイン)を投資額(株価)で割った比率をいい、キャピタルゲインと配当を合わせた、株主にとっての総合投資利回りをいいます。   株主総利回りの計算方法は? 計算方法は、金融庁のホームページにて公表さ […]

(金融庁)記述情報とは?記述情報の充実のためのヒント

記述情報とは? 金融庁HPにて、平成30年6月公表の「金融審議会ディスクロージャーワーキング・グループ報告」を踏まえた、記述情報の充実に向けた取組みに関する情報のサマリーを閲覧することができます。 「何だか急によくわからんものが公表されているな・・・また仕事が増えるのか・・」 と思われた有価証券報告書作成ご担当の方もいらっしゃるかもしれません。 私も最初そのように思ったところがありました。 しかし […]

(IFRS)税効果で使用する課税所得の考え方→一時差異等加減算前課税所得の理由と、IFRSとの違い

一時差異等加減算前課税所得を用いる理由と、IFRSで用いる課税所得との違い IFRSはその基準文言の日本語がわかりづらいことが特徴的です。 わかりづらいな~と感じた論点について記載していきます。 今回は税効果会計(法人所得税)の、課税所得についてです。 繰延税金資産の回収可能性を検討するときに算定しなければならない、アレです。 こちら、実はIFRSと日本基準では考え方に差があります。 まずはそれぞ […]