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監査

あみやき亭・毎日が決算

決算発表で毎回先陣を切る愛知県拠点のレストランチェーン、あみやき亭。同社と監査法人の取り組みは、将来の会計監査の在り方を示すモデルの一つになる。 本日の日経新聞より。 伝説の会社、あみやき亭ですね。 日次決算という、もはや異次元の早期決算を達成している会社です。 上場企業の決算の業務に携われた方ならお分かりかと思いますが、決算日の翌日に短信を出すというのは、耳を疑うような荒業です。 今回はそんなあ […]

十分な期末監査期間の確保について

日本公認会計士協会は、プレスリリース「十分な期末監査期間の確保について」及び会長声明「十分な期末監査期間の確保について」を公表しました。   声明内容 今、期末監査がいかに苦しい状況にあるか、また、会計士の自主的な努力による解消の難しさ等について公表されております。 監査側と非監査側双方で、 ・人手不足、 ・既存制度の深度的な意味での要求水準の増加による工数増加、 ・新制度による事前/事 […]

つまらないと言われているものを面白くできるか!?

ジャーナリストの磯山氏のブログ。 を読みました。   「監査のつまらなさ」は今に始まったことではないし、 「会議室にこもってPCと睨めっこ」も昔からある話だと思います。   個人的にここ10年くらいの変化で大きいなあと思うのは、 「監査の現場はアリバイ作りの積み重ねのようになった」というところ。 確かに、そういうとこ、あります。   もちろん昔からあった話かもしれませ […]

監査法人 17年度採用計画

新日本監査法人など4大監査法人による2017年度の公認会計士の採用計画がまとまった。4社合計で970人を採用する見通しで、16年度実績に比べ1%増にとどまる見通し。会計監査の現場では不正会計やルールの国際化への対応で人手不足感が強いが、採用の前提となる会計士試験の合格者は17年度もほぼ前年並みとみられ、厳しい採用環境が続きそうだ。 日経新聞より。 少なくともあと数年は厳しい人繰りが続くのかもしれま […]

上場企業 監査法人異動調査(2017年1月~9月)

帝国データバンクは2017年(1月~9月)に会計監査人の異動に関する適時開示を行った国内上場企業について、株式上場している市場や就任・退任する監査法人の名称、異動理由などについて調査、公表しました。新日本からの流出が激しいですね。東芝案件が大きなきっかけになっているのでしょうけど。アンケートを取らないで真実を見極めるのは難しいと思うので、先日の、JICPAによる交代理由の調査結果も見ながら眺めるの […]

監査報告書の長文化で会計士の淘汰?

監査報告書の長文化による会計業界への影響を3つ挙げている記事。 KaikeiZineより。 個人的な意見ですけど、この長文化によるメリットはかなり限定的だと思います。 ここで会計士に時間をかけさせる意味がよくわかりません。 出てきた専門用語連発の文字の長文羅列を見て、どのように投資家が投資判断に繋げるのか想像できません。 国際化はいいのですけど、もっと他にやるべきことが有るのではないでしょうかね。 […]

JA監査制度の大改革運動

本稿では、農協法改正に伴うJA監査制度の大転換の実態と今後のJA監査運動について提言します。これまでのJA監査制度は、農水省の監督と規制の下で、JA全中すなわち「JA全国監査機構」が機能を発揮してきましたが、平成31年9月末に同機構は解散されます。この結果、JAとJA連合組織は、金融庁の監督と規制の下で日本公認会計士法に基づく「公認会計士監査」に平成31年度決算から移行が義務づけられています。 農 […]

「監査法人の変更」にご用心

企業不祥事の中でも上場廃止に直結するのが粉飾決算だ。発覚は即、大幅な売り要因になる。個人投資家が外部からそれを見抜くのは至難と言っていいが、投資リスクを軽減する手段はある。金融庁が業務改善命令を出しているような、中小監査法人が担当している企業を避けることだ。 日経マネーより。 それなりに突っ込んだ記事ですね。 書いていることが全て嘘というわけでもないかなとは思いますが、 物事が表裏一体であることを […]

監査ドローン

EY のメンバーファームである新日本有限責任監査法人は、監査品質を追求するための経営およびガバナンスの体制や品質管理システム、人材育成などをまとめた「監査品質に関する報告書 2017年10月」を発行しました。 新日本のサイトより。 やはり、AIによる監査が強調されているイメージ。 ドローンの使用構想がはっきり記載されていました。 10年後の監査は、また大きく変化していそうですね。 監査の品質の高度 […]

監査法人 疲弊とその先

上場企業の決算が正しいかどうかをチェックする監査法人がもがいている。東芝の会計不祥事を見抜けなかったことで監査の質の向上は待ったなし。しかし実際は会計士不足の構造問題が壁となり、投資家の信認を取り戻すための改革がなかなか進まない。上場企業の品質を保証する「市場の番人」の苦境は、日本株市場の信頼回復の足を引っ張りかねない。 日経新聞より。 しかし昔誰かが言ってましたが、日経新聞は会計士が嫌いですよね […]

パルコ、人手不足対応ロボ 棚卸しを省力化

パルコは人手不足を解消するためロボットを活用する。まず日本ユニシスなどと組み、テナントの棚卸しや在庫確認といった人手が多く必要な作業を軽減できるロボットを開発した。自社の業務を効率化するだけでなく、有力なテナント誘致にも生かす。 日経新聞より。 なんかさらっと書いてるけど、すごい。 「テナントは衣料品や靴などに電子タグを付ければ、アンテナを取り付けたロボットが売り場を動き回り半径15メートルの範囲 […]

トーマツ、統計的異常検知技術を独自に開発

監査法人トーマツは、独自に統計的異常検知技術を開発し、特許を取得したと発表した。同技術を会計監査やリスクアドバイザリーサービスに活用する。この技術は、Deloitte Analytics研究開発部門が開発したもので、機械学習技術を用いて、対象に含まれる要素間の関係性を数値化して追跡し、関係性の急激な変化を異常として検知する。これにより、複数要素が相関し合うような異常を検知することや、関係性の変化の […]

ファストリ、監査法人を新日本からトーマツへ

ファーストリテイリング(9983)は12日、会計監査人を新日本監査法人から監査法人トーマツに交代すると発表した。異動予定日は2017年8月期の定時株主総会開催予定日である11月30日。 日経より。 これはまた大規模会社の監査人変更になりますね。監査法人側の人繰りに大きく影響しますね。 しかし理由が興味深い。 「トーマツを起用することにより新たな視点での監査が期待できることに加え、同監査法人の独立性 […]

トーマツが事務作業部隊 会計士は監査に集中

監査法人トーマツは、企業の財務諸表監査で深い専門知識を必要としない作業を受け持つ部隊を設ける。債権・債務の残高や開示資料の誤字・脱字などの確認といった作業を会計士資格を持たないスタッフに任せ、会計士が不正のチェックなど高度な業務に集中できる体制を整える。 日経より。 基本的にやってることは賛成ですが、意外に単調作業でも色々と発見はあったりするものです。 例えば証憑突合にしても、色々背景を理解して突 […]

太陽と優成、合併へ

監査法人中堅の太陽監査法人(東京・港)と優成監査法人(東京・千代田)が合併することが1日、分かった。 日経より。 来年7月からということです。 個人的には当然の流れかと思います。 品質管理は組織的に行わなければ難しいので、規模のメリットは追い求めるべきかと。 監査メソッドなどで各法人微妙に異なるところがあると聞きますが、監査基準はどの法人でも適用されますので、大きな目線ではマイナーな相違かと。 今 […]