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監査

透明性高い監査報告

日経新聞の社説に、”透明性高い監査報告で市場の信頼向上を ”との記事が。 これは、「不正」を想定して書かれているのだろうか・・・。 不適切会計という言葉をよく耳にしますが、これがもの凄く話を煩雑にしてしまっていないでしょうか。 「誤謬」と「不正」に分別して議論をして、投資家が今の監査の制度設計を正しく理解しなければ、正しく監査報告書を利用することはできないと思います。 それは、表現がわかりやすいと […]

金融庁 監査基準の改訂に関する意見書

金融庁は「監査基準の改訂に関する意見書」を公表しています。 すんごく難しい風に書いていますが、 要するに”海外に合わさせて下さい”ということと、”時代は長文式”ということ。 そして、私が最も期待するのが、「このような効果が発揮されるためには、監査人、監査役等、経営者といった各関係者において、今回の改訂の趣旨を十分に理解の上、実施された監査の内容に関する情報が財務諸表利用者に適切に伝わるよう運用を図 […]

監査提言集

毎年、監査提言集というものが公表されています。 2018版も最近出ていまして、一般向版は誰でも閲覧出来ます。 監査提言集が何かというと、一言で言えば、「監査の失敗事例とその反省集」になります。 本来、監査の失敗などというのはあってはならないことで、ましてやそれを取りまとめて公表するなどというのは、自分達を苦しめることにならないか?一体どういうことなのでしょうか? 理由は簡単で、 提言集に記載された […]

KPMG英国の監査品質→受入不可能

英財務報告評議会(FRC)は、会計事務所KPMGの英国における監査の質は受け入れられない水準だと指摘した。前例のない査定で、世界4大会計事務所の分割など監査業界の改革を求める声が強まる可能性があるそうです。 ブルームバーグより。 具体的には、コチラに記載されています(英語)。 懐疑心が足りていないという話とか、グループ監査人の関与が不十分とか、マネジメントによる監査のコントロールを高めることとかが […]

確認状電子化革命(2)

先日の続報。 有限責任 あずさ監査法人、新日本有限責任監査法人、有限責任監査法人トーマツ、PwCあらた有限責任監査法人は、「残高確認システム共同プラットフォーム化推進協議会」を4法人共同で発足させました。 PRTIMESより。

確認状電子化革命 多忙な監査スタッフに朗報

BIG4が、監査先企業の取引状況をオンラインで確認するシステムを共同開発するとのニュース。 日経新聞より。 日本の大手法人が監査業務の共通化に踏み切るのは初めてで、世界でも例がない試みだそうです。 監査人が自分たちで開発するというのは、驚きです。 アメリカなんかだと、専門業者が存在していて、彼らのサービス土壌だったはずです。 彼らのサービスを使わない理由があるのだと思います。 全体的にコストがかか […]

会計士試験合格者必見!良い会計士になるために必要な3つのこと

はじめに 新聞紙上なんかで会計士が話題にされることも多い昨今、社会やクライアントに対する責任の重さがのしかかる反面、その責任の達成に向けて情熱を燃やしている会計士の方も多くいらっしゃるのではないかと思います。 私もその一人です。 自分にできることは、すべてやっていこうと思っています。 しかしその情熱とは裏腹に、新聞紙上で書かれる会計士に関する内容と言えば、いわゆる「悪口」が多い気がしてなりません。 […]

「内部統制報告制度の運用の実効性の確保について」の公表

日本公認会計士協会(監査・保証実務委員会)は、「内部統制報告制度の運用の実効性の確保について」を平成30年4月6日付けで公表しました。 私が着目したのは、p.10の (1) 東証1部上場企業の要因別・区分別分析 ② 決算・財務報告プロセスの不備事例ですね。 大規模企業においても、(略)企業結合や見積り項目など、非定型・不規則な決算・財務報告プロセスでは誤謬が発生している。これは、(略)昨今の会計基 […]

監査法人の労働環境の改善

公認会計士が主に勤務する監査法人が労働環境の改善などの「働き方改革」を進めている。 日経新聞より。 これは素晴らしいことだと思います。 人工知能が導入されて本当に機能するまでは、人がいなければ商売になりません。 出世コースにいないかもしれないけど、そこそこ優秀な人はたくさんいます。 そいうい人が辞めるリスクを、出来るだけ減らさなければならないので、 経済的にメリットを高める施作はどんどんやればいい […]

期末監査期間等に関する実態調査報告書

日本公認会計士協会は、期末監査等の現場の実態を把握するために、11の監査法人の協力のもとに、2017年3月末日決算の上場会社(非金融業)200 社の監査業務についてアンケートを実施し、「期末監査期間等に関する実態調査報告書」として取りまとめ、平成30年3月15日付で公表しました。 すごく大がかりな調査になっていますが、経験者の一人として言わせていただくと、ここに記載していることはだいたい経験と合致 […]

IPO審査対策はやり過ぎか?!

日経新聞にIPO関連のコラムが。 読んでいて思ったポイントがいくつか。(私見含む) ・IPO予備軍は4000社あるが、このうち上場できるのは100社程度。ほとんどが失敗している。 ・証券会社や監査法人は法令等で要求されるスケジュールどおりに動こうとするが、これが結果として会社の成長を阻害することがある 要は、できもしない、しばらくは備える必要性も疑わしい内部体制の構築について、要求水準を柔軟化しな […]

会計は原点に戻ろう

八田先生、とりあえずお疲れ様でした。 内部統制導入の頃は、関連する書物や雑誌で八田さんを見ない人はなかったほどです。 これからも良い意味で辛口でお願いします。

暴露

東芝の件をネタに、一体何本の記事が生み出されたのでしょうか。 それを紹介している私も私ですが、ビジネスジャーナルの記事を読んでいると興味深いことが書かれていました。   なぜ不正に加担するというリスクを冒すのかといえば、会計士がサラリーマン化しちゃっているんですね。そうすると、監査法人内での評価をものすごく気にするようになる。 ⇒昔の話ではないのでしょうか。今もそうなんでしょうかね。しか […]

医療法人 監査の導入にあたり

日本公認会計士協会は、お知らせ「医療法人への公認会計士監査の導入に当たって」を平成29年12月26日付けで公表しました。 この中で、社会福祉法人・医療法人向け解説資料「公認会計士監査(会計監査人の監査)の概要」について、こちらはずいぶん前に公表されていますが、再度掲載されています。 これには解説資料1と2がありますが、2のほうでは実際にあるエラーの事例が記載されています。 なかなか勉強になります( […]

トーマツ 千葉 働き方改革

大手監査法人、トーマツが千葉市の海浜幕張副都心エリアに「トーマツ監査イノベーション&デリバリーセンター(AIDC)」を2017年12月1日に開所した。今後、ここを業務の標準化と集中化の拠点とし、監査品質の向上と監査業務における働き方改革の促進を目指すという。「監査イノベーション」と銘打つ肝いりの取り組みだが、どこがどのように変わるのか。 ダイヤモンドオンラインより。 ざっくり言うと、専門的判断の入 […]