【USGAAP】米国会計基準の固定資産減損会計のポイント
【USGAAP】米国会計基準の固定資産減損会計のポイント お世話になっております。哲です。 今回は、USGAAPの(固定資産の)減損会計について理解を深めていきます。 結構、独特な制度設計になっています。 最初に全体像を示しますと、以下の図の通りになります。 こちらをそれぞれ解説していきます。 対象資産と会計基準 USGAAPでは、いわゆる「非金融資産の減損会計」に関して、大きく以下の3つの種類に […]
【USGAAP】米国会計基準の固定資産減損会計のポイント お世話になっております。哲です。 今回は、USGAAPの(固定資産の)減損会計について理解を深めていきます。 結構、独特な制度設計になっています。 最初に全体像を示しますと、以下の図の通りになります。 こちらをそれぞれ解説していきます。 対象資産と会計基準 USGAAPでは、いわゆる「非金融資産の減損会計」に関して、大きく以下の3つの種類に […]
【USGAAP】米国会計基準におけるのれん減損にかかる会計処理のポイント こんにちは。太郎です。 今回は、USGAAP(米国会計基準)ののれんの取り扱いについてフォーカスをあてて調べてみましたので、記事にしたいと思います。 のれんの減損については、現在IFRSでも議論になっていますし、日本基準では当初から償却アプローチを主張しています。 また、そもそものれんとは何なのかについても、当ブログで独自の […]
未公開(未上場)企業のストック・オプション会計処理と本源的価値のポイント 今回は、未公開企業のストック・オプションについて理解を深めていきます。 この未公開企業の話は、要するに簡便法です。簡便法を使ってよいと言っています。 具体的な基準の文言は、以下の通りです。 未公開企業における取扱い 13. 未公開企業については、ストック・オプションの公正な評価単価に代え、ストック・オプションの単位当たりの本 […]
ストック・オプションの会計処理(費用)を理解するための重要ポイント おはようこんにちばんは。哲夫です。 今回は、ストック・オプション(以下、SO)について触れます。 SOは、初見では理解のしにくい論点かと思います。 日本基準だけでもそうなのに、IFRSも絡んでくるので、会計処理を考える人間としては、場合によっては検討に時間がかかってしまうかもしれない論点です。 今回は、SOの費用処理を考えるときに […]
(会社法)計算書類とは?その意味内容等について解説します こんにちは、アカウンティングファイティングコンピテンシーの哲です。 株式を保有したことのある方ならわかるかと思いますが、 招集通知に決算書が添付されてくると思います。 しかしこの決算書は、「決算書」という名称でもなく、「財務諸表」という名称でもありません。 「計算書類」とか「連結計算書類」とか書かれています。 今回は、そんな計算書類について […]
【減損会計】グルーピングに関する理解を深めるためのポイント こんにちは。哲リアンです。 今回は、固定資産の減損会計に絡んで、グルーピングについて解説していきます。 グルーピングは、減損会計の基盤をなす概念で、非常に重要です。 ここがしっかりと整理されていないと、あとあと減損が必要っぽい状況に陥ったときに苦労します。 なるべく、基準や適用指針に書いていないことを織り込んでいきます。 単位 グルーピン […]
【収益認識】IFRS15_英国FRCレビューでわかる開示のポイント 英国FRC(Financial Reporting Council:財務報告評議会)は、IFRS第15号の適用後2年目となる企業の開示を総括し,改善点を示したテーマ別レポート(以下,本レポート)を公表しています。 (関係ないですが、IFRS16の初年度のテーマ別レポートも公表されています) 日本でも、2021年4月より新収益認識基 […]
「会計上の見積りの開示に関する会計基準」の理解を深めるためのポイント 今回は、2021年3月期本決算において3月決算会社(日本基準)を苦しめるであろう、「会計上の見積りの開示に関する会計基準」についてポイントをまとめてみます。 基準のポイント 開示目的 基準の4項に、以下のような説明があります。 会計上の見積りは、”合理的な金額”を算出するもの ↓ 見積りの方法や、見積りの基礎となる情報が財務諸表 […]
仮払金の資産性や、他の勘定科目との違いを理解するためのポイント 今回は、仮払金についてみていきます。 仮払金は、「仮払金に関する会計基準」なんてものは存在しないですが、実務ではそれがあってもいいんじゃないかというくらい、よく論点になる勘定科目です。 定義 仮払金の定義は、正式にはどこを探しても見当たりません。 端的に言うなら、仮払金とは「何かを支払った際に借方科目として使用する、未決算勘定」になり […]
【減損会計】キャッシュ・フローについて理解を深めるためのポイント 減損会計においては、将来キャッシュ・フローについて見積ることが要求されているわけですが、この見積りには多くのルールがあります。 今回は、これについて触れていきます。 使用価値 使用価値(value in use)は、資産又は資産グループの継続的使用と使用後の処分によって生ずると見込まれる将来キャッシュ・フロー(CF)の現在価値です( […]
前受金・仮受金・預り金・前受収益の理解を深めるためのポイント この記事をご覧になっている方は、経理に配属されて間もなく勘定科目の違いに翻弄されている方、日商簿記検定の学習をされている方、外資系の経理や英文財務諸表業務をやっているが勘定科目がわからなくて困る方など様々かもしれません。 会計の世界でも、似て非なるものは多数登場します。 それらは、比較してまとめておさえてしまうのが効率的です。 その際、 […]
【IFRS/日本基準/USGAAP】資産除去債務の税効果の考え方 今回は、資産除去債務の税効果の考え方について、基準差異を説明するとともに、考察をしてみたいと思います。 IFRSの理解が結構難しい(というか、トリッキー)ので、学習者様の一助になれば幸いと思います。 日本基準 日本基準については、以下の記事でご紹介したように、資産除去債務と、これに対応する固定資産について、それぞれグロスで一時差異を […]
金融商品取引法(金商法)と会社法の違いについて解説します 今回は、金融商品取引法(金商法)と、会社法の違いについて説明します。 両者は本来全く異なる法律です。 実務初心者にとって紛らわしい、企業内容開示制度の制度対応の側面から、共通点・相違点を含めて整理したいと思います。 関係性 会計基準と法律の関係 会計基準というものについての理解 金商法と会社法の違いについて説明する前に、そもそも会計基準とは […]
資産除去債務の税効果に関する、「なぜ?」に答えます 資産除去債務の税効果は特殊です。 資産と負債がいきなり両建てに計上される不気味な状況下で、さらに税効果を考えるということで、初学者は混乱しがちです。 このブログでは初学者~中級者を対象に一歩進んだ情報を提供することをコンセプトの一つとしていますので、実務で注意すべき論点を含まて、Q&Aの形式で、解説を試みたいと思います。 資産除去債務の税 […]
資産除去債務 履行差額が出るときに気を付けたいポイント(勘定科目等) 今回は、資産除去債務のラストシーン、その支出時・認識中止時について取り上げます。 勘定科目 会計基準適用指針の設例に「費用(履行差額)」という文言があります。 しかし、実際にはどのような勘定科目で開示したらよいでしょうか。 一言に勘定科目と言っても、場合分けができてしまいますので、それぞれのケースについてみてみます。 借方 まず […]