遊休資産の減損会計を考えるときのポイント~代替的投資との関連~

遊休資産の減損会計を考えるときのポイント~代替的投資との関連~ あけましておめでとうございます、ファイターです。 2020年は歴史に残る凄まじい年でしたね。 プライベートでも、大きな変化があった年です。 これから2025年くらいまでに、大きな変化が続くと思いますが、引き続き制度会計で多くの人が困る時間を少なくできるように、解説ブログを生産していきます。 今回は、実務で遭遇する機会が多い、遊休資産の […]

前受収益・前受金・仮受金・預り金の理解を深めるためのポイント

前受金・仮受金・預り金・前受収益の理解を深めるためのポイント この記事をご覧になっている方は、経理に配属されて間もなく勘定科目の違いに翻弄されている方、日商簿記検定の学習をされている方、外資系の経理や英文財務諸表業務をやっているが勘定科目がわからなくて困る方など様々かもしれません。 会計の世界でも、似て非なるものは多数登場します。 それらは、比較してまとめておさえてしまうのが効率的です。 その際、 […]

【IFRS/日本基準/USGAAP】資産除去債務の税効果の考え方

【IFRS/日本基準/USGAAP】資産除去債務の税効果の考え方 今回は、資産除去債務の税効果の考え方について、基準差異を説明するとともに、考察をしてみたいと思います。 IFRSの理解が結構難しい(というか、トリッキー)ので、学習者様の一助になれば幸いと思います。 日本基準 日本基準については、以下の記事でご紹介したように、資産除去債務と、これに対応する固定資産について、それぞれグロスで一時差異を […]

金融商品取引法(金商法)と会社法の違いについて解説します

金融商品取引法(金商法)と会社法の違いについて解説します 今回は、金融商品取引法(金商法)と、会社法の違いについて説明します。 両者は本来全く異なる法律です。 実務初心者にとって紛らわしい、企業内容開示制度の制度対応の側面から、共通点・相違点を含めて整理したいと思います。 関係性 会計基準と法律の関係 会計基準というものについての理解 金商法と会社法の違いについて説明する前に、そもそも会計基準とは […]

資産除去債務の税効果に関する、「なぜ?」に答えます

資産除去債務の税効果に関する、「なぜ?」に答えます 資産除去債務の税効果は特殊です。 資産と負債がいきなり両建てに計上される不気味な状況下で、さらに税効果を考えるということで、初学者は混乱しがちです。 このブログでは初学者~中級者を対象に一歩進んだ情報を提供することをコンセプトの一つとしていますので、実務で注意すべき論点を含まて、Q&Aの形式で、解説を試みたいと思います。 資産除去債務の税 […]

資産除去債務 履行差額が出るときに気を付けたいポイント(勘定科目等)

資産除去債務 履行差額が出るときに気を付けたいポイント(勘定科目等) 今回は、資産除去債務のラストシーン、その支出時・認識中止時について取り上げます。 勘定科目 会計基準適用指針の設例に「費用(履行差額)」という文言があります。 しかし、実際にはどのような勘定科目で開示したらよいでしょうか。 一言に勘定科目と言っても、場合分けができてしまいますので、それぞれのケースについてみてみます。 借方 まず […]

税効果会計とは 最もわかりやすく理解するのに一番の方法はコレです

税効果会計を最もわかりやすく理解するのに一番の方法はコレです  バトルドッグ 税効果、難しいわ  バトルキャット まあ誰でもそうよ、最初必ずつまづくよね。というか、つまづくように作られているとさえ感じる。  バトルドッグ でも税効果会計でメリットを得るべき人って投資家だよね。投資家がこんな会計チックな話をいちいち理解しないといけないのか!?  バトルキャット あくまで会計基準は会計処理と注記のルー […]

資産除去債務 仕訳と図解と注記で理解する”簡便法”のポイント

資産除去債務 仕訳と図解と注記で理解する”簡便法”のポイント こんにちはでございます。 アカウンティングファイティングファイター哲です。 さて今回は資産除去債務の簡便法についてです。 これは、日本基準独特の会計処理なのですが、実務ではよく登場しますのでかみ砕いて説明していきたいと思います。 まずは基準適用指針を見ていきましょう。 資産除去債務に関する会計基準の適用指針 (建物等賃借契約に関連して敷 […]

【USGAAP】USのCAMで、KAM(Key Audit Matters)監査に備えよう

US上場企業のCAMを理解してKAM(Key Audit Matters)監査に備えよう おつかれさまです。 ファイティング・ファイター哲です。 今回は、今現在、2021年3月期の決算での大きなトピックであるKAM(Key Audit Matters)の準備で忙しい方もいらっしゃるかと思います。監査人だけではなく、企業側も対応に追われる事項であると思います。 日本公認会計士協会も、監査基準委員会研 […]

セグメント情報の分析のための見方について知っておきたいポイント

セグメント情報の分析のための見方について知っておきたいポイント お疲れ様です。 アカウンティングバトルファイターこと、哲です。 すでにセグメントについては以下の通り基礎的な考え方について解説をしてきましたが、 セグメント情報の開示のポイント~事業セグメントと報告セグメント セグメント情報の開示作成において知っておくべき会計基準の考え方とルール 日本証券アナリスト協会アンケート調査(平成17年当時) […]

セグメント情報の開示作成において知っておくべき会計基準の考え方とルール

セグメント情報の作成において知っておくべき会計基準の考え方とルール こんにちは、アカウンティングファイターです。 またの名を、哲といいます。 さて今回もセグメント情報に関する記事です。 今回は、セグメント会計基準(適用指針)が定めているルールについて紹介していきます。 以前、こちらの記事でマネジメント・アプローチについてご紹介しました。 セグメント情報の開示を理解するためのポイント そのため、セグ […]

セグメント情報の開示のポイント~事業セグメントと報告セグメントの違い

セグメント情報の開示のポイント~事業セグメントと報告セグメントの違い こんにちは。ファイターです。 今回は、セグメント情報に関して、主に用語の理解を中心に概要をまとめてみました。 一言にセグメントといいましても、いろいろな用語があってややこしいので、それらを整理する目的で書いていきます。 ちなみに、セグメント情報は、通常上場会社でのみ開示を強制されます。 非上場会社で有価証券報告書を提出しない会社 […]

関連当事者取引_調査票を作成するときのポイントと調査票のひな型(ひな形)

はじめに こんにちは ファイターです。 今回は、関連当事者取引に関する調査票の作成のポイントについて触れていきたいと思います。 ここでいう調査票とは、基本的に役員に送付するものを想定しています。 既に検討が進んだ上場会社であれば従前の調査票をそのまま、もしくはカスタマイズして送付することができますが、これから上場を目指す会社には、普通は調査票が存在していません。 そこで、そのような後者のタイプの会 […]

長期前払費用について理解を深めるための8つのポイント

長期前払費用について理解を深めるための8つのポイント こんにちは。 ファイターです。 前回、唐突に前払費用について触れさせていただきました。 前払費用の理解を深めポイントがわかる5つのポイント しかし、この長期前払費用についても是非触れたかったと思っています。 本来、(企業会計原則的には)長期役務提供契約の経過勘定としての性質くらいしか有さないはずの前払費用ですが、 長期前払費用となると、実際には […]

前払費用の理解を深めポイントがわかる5つのポイント

前払費用の理解を深めるための5つのポイント こんにちは、公認会計士のファイターです。 今回は、前払費用について解説していきます。 といっても、前払費用については税効果や収益認識のような独立した個別の会計基準はなく、むしろあらゆる基準や取引にまたがって出現する勘定科目になっています。 そのため、ポイントの羅列という形でピックアップしてお届けしたいと思います。 定義(そもそも、何なのか?) 前払費用の […]