揺れる監査法人 誕生半世紀の岐路(4)
会計士の公務員化も一考 会計不祥事が発生するたびに、会計士が顧客から報酬をもらっていることが問題であるということが再認識され、公務員化するべきだという意見が出ます。もうずっと前から、この、そもそもの制度設計に対する議論はされていて、され尽くされている感もあります。 ここでの公務員化というのが、証券会社(=背後にいる投資家)から報酬を受領するという意味であるならば、個人的には賛成です。結局、誰のため […]
会計士の公務員化も一考 会計不祥事が発生するたびに、会計士が顧客から報酬をもらっていることが問題であるということが再認識され、公務員化するべきだという意見が出ます。もうずっと前から、この、そもそもの制度設計に対する議論はされていて、され尽くされている感もあります。 ここでの公務員化というのが、証券会社(=背後にいる投資家)から報酬を受領するという意味であるならば、個人的には賛成です。結局、誰のため […]
揺れる監査法人 誕生半世紀の岐路(3)企業との蜜月に陰り 審査厳格化、増えるコスト 2017/7/7付の日経新聞より。 書いていることは事実に基づくのでしょうが(そうでなかったら大変)、少しコメントしたくなりました。 報酬5割増し? たとえば報酬が5割増で突きつけられたという、極めて異例なケースが例としてあげられています。 確かに契約解除の布石として監査報酬を突然値上げすることはあり、この「突然」 […]
前回(会計士 出向)では、監査法人に在籍しながら事業会社に出向するメリットとして、 ①監査法人のツールを利用しながらも、 ②会計に関する論点に時間を多く割ける という点をご紹介しました。 今回は上記とはまた別の3つめのメリットについて記載したいと思います。 ③視野が広がる ✔会計士として仕事をしていると、ついつい会計士が世の中の中心であるかのような錯覚に陥り、気が付けばクライアントの […]
今、元プロ野球選手初の公認会計士が生まれようとしている。 すごい方がいますね。有名な方なのかもしれませんが、心打たれました。 苦労して、もっと世の中の人のために何かできないかと考え努力を続けられて、ついに自分らしく力を発揮する環境が整った。 今後のご活躍を祈念せずにはいられません。 このように、マルチに道を展開するというのは、スポーツ選手なら結構難しいことなのかもしれません。練習に練習を重ねて、や […]
過年度の有価証券報告書等の訂正報告書の提出及び過年度の決算短信等の訂正に関するお知らせ 当社は、平成29 年5月16 日付「過年度の有価証券報告書、四半期報告書及び決算短信等の訂正に関するお知ら せ」にて開示いたしましたとおり、本日、過年度の有価証券報告書等の訂正報告書を関東財務局へ提出するととも に、過年度の訂正決算短信等についても開示いたしましたので、下記のとおりお知らせいたします。 減損損失 […]
1.はじめに 全国の監査法人勤務の会計士の皆さま 日々の業務お疲れ様です。 このサイトに行き着かれたということは、心身お疲れだからかと思います。 大変に忙しい毎日をこなされていると思います。 もともと日本の監査報酬は欧米よりも非常に少ないと言われており、そもそも日本の監査に従事する会計士は不足していると言われています。 また一連の会計事件もあって、特にパートナー以下の監査補助者としての我々の負担は […]
EYのサイトより。 クライアント特有の論点とともに、念のため下記にもご留意を! マイナス金利は、重要性にもよると思うけど…。 もっと言えば、退職給付と同じ扱いが他にも適用されないのかな。確かに長期かどうかという差はあるが、議論がされ尽くしたわけでもないと思いますし、現段階ではゼロでも良いような気がしますけどね。 ■税効果会計編 Q1 いわゆる「反証規定」の継続的な適用の要否 Q2 適用初年度期首の […]
仕事とか関係無いですけど、Yahoo!の記事です。 読んでて涙が出てきました。 それは、私にも子供がいて、今本当に幸せだからなのだと思います。 私は仕事で大変だー、とか言ったり思ったりしてますけど、仕事は大事だけど、本当は大したことじゃない、って気分になってしまいました。 本当に、色々なことがあって苦労されている人が沢山います。それぞれの人に、それぞれのストーリーがあります。 今神様から色々と与え […]
日本経済新聞より。 トーマツが今回開始するのは「バランスゲートウェイ」というサービス。トーマツはオンライン上で監査先やその取引先に金額入力を依頼。企業側は依頼を基に、オンライン上で入力できる。導入により「残高確認時間はこれまでより9割削減できる」(矢部誠パートナー)という。 ついに電子確認状の時代がきましたか。海外では比較的メジャーなようですが、日本では初ではないかと思います。 まだかまだかと思っ […]
新日本監査法人(東京都千代田区、辻幸一理事長)は、4月から5月まで期間限定で本部内に保育施設を開設する。女性を中心とした小さな子供を持つ公認会計士の活躍を支援するためで、同様の取り組みは4大監査法人として初めて。監査法人は、繁忙期である4、5月は土日祝日も勤務がある。安心して子供を預けられる環境を用意することで会計士の負担軽減、業務集中につなげる。 民間企業の間でも、活発に女性支援が検討されている […]
デメリットの1つ目は、監査調書に追い詰められている点をお話しました。 2つ目のデメリットもこれに関連しますが、自分の時間を持ちづらい点が挙げられます。 要はやることが多すぎて、プライベートの時間がなかなか取れないという点です。 昔、まだ四半期決算やJ-SOXも無い頃、すなわち制度的に求められていたのが中間決算と期末決算だけの時代は、忙しいながらも繁忙期と閑散期のバランスがうまく取れていました。忙し […]
最近は、会計士が事業会社に出向することが増えてきているように思います。 監査法人側から人を送り込み、見返りとして業務を受注してるのかどうなのかはわかりませんが、企業としては会計に詳しい人材を使えるし、会計士としては企業側の実態を知れるし貴重な経験を積むことでハイブリッドな会計士になれるということで、win-winの関係を築くことができます。win-winであれば、その取り組みは広がって当然ですよね […]
https://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/201702/sp/0009913741.shtml http://www.shinko-wire.co.jp/pdf/1703d25.pdf 東証2部の会社で、退職給付信託の減損を失念し、損失処理を忘れていたことによるもの。 利益も減少するけど、税金が還付される点が報道されてますね。確かにキャッシュは出ていかない。 株価 […]
いつぞやに記載した記事の続きです。 私は大手監査法人で勤務していますが、大手監査法人で感じるメリットとして大きいと思うのが以下です。 多種多様な会計・監査サービスを経験できる。しかもそのクオリティは基本的に高い。 大手監査法人は事業部制を採用しており、5から10個くらいの事業部に分かれていると思いますが、各事業部の規模も非常に大きいため、多くの業務に触れられる機会があります。例えば、 ・法定監査( […]
幼稚園・こども園経営向け 大阪・京都・兵庫中心の公認会計士監査サービスWEBサイトオープン http://www.zaikei.co.jp/releases/445914/ http://kodomoen-kansa.com 正直あまり知らなかったのですが、学校法人監査も制度が変わってきていて、子供・子育て支援新制度が開始したことで、会計士監査は義務ではないものの、これを受けた場合には補助金が追加 […]