YEAR

2017年

太陽と優成、合併へ

監査法人中堅の太陽監査法人(東京・港)と優成監査法人(東京・千代田)が合併することが1日、分かった。 日経より。 来年7月からということです。 個人的には当然の流れかと思います。 品質管理は組織的に行わなければ難しいので、規模のメリットは追い求めるべきかと。 監査メソッドなどで各法人微妙に異なるところがあると聞きますが、監査基準はどの法人でも適用されますので、大きな目線ではマイナーな相違かと。 今 […]

【読書】アクセンチュア流 生産性を高める「働き方改革」

読書の秋っつうことで、最近話題の働き改革に沿った一冊をご紹介。 大手戦略系コンサル会社であるアクセンチュアの社長による、成功事例です。 コンサル会社といえば超激務のイメージですが、実際ものすごく激務であったアクセンチュア。 しかしそれゆえに転職市場ではきわめて評判が悪く、これに危機感を感じた社長が改革を実行。最終的には終電までの業務から残業1時間程度へ削減することや、有給消化率の大幅な向上(80% […]

「攻めの経営」を促す役員報酬

経済産業省は、我が国企業が収益力(「稼ぐ力」)や中長期的な企業価値の向上に向け、迅速かつ果断な意思決定を行えるよう、企業のコーポレート・ガバナンスの強化に取り組んでいます。こうした取組のひとつとして、本年4月に中長期の企業価値向上に対応する役員報酬プランの導入を促すため、『「攻めの経営」を促す役員報酬-企業の持続的成長のためのインセンティブプラン導入の手引-』を作成・公表しました。   […]

【訂正報告書事例】土地DTL取崩漏れ 昭文社

訂正により決算発表が遅延したケースとしてご紹介。 あくまで誤謬ですが、訂正内容が非常に惜しい(気づいて訂正を防げた可能性があった)事例ですので、我々も肝に銘じておく必要があるかと思い取り上げます。 ■訂正の経緯・理由 ・従来、税効果会計において、土地の繰延税金資産(DTA)は計上していなかった。 ・H27年3月期末(2015年3月末)においても、ある土地について減損損失を計上したが、このDTAは計 […]

公認会計士とAIの関係

会計士協会が監査人の業務がAIに代替されるかについて考えを述べています。 まあ協会が自ら完全に代替されますなんてことは、例えそうであっても言えないわけですが、言っていることが凄く嘘だとも思いません。 人間に対して提供するサービス業の側面がある限り、機械が完全に代替することはあり得ないかと。 ただ経理とか会計などそれ自体は、機械化で完全自動化されても、それはそれで仕方がないとも思います。結局会計情報 […]

監査から逃げ始めた監査法人…

先日ご紹介しました、アピックヤマダの監査を巡って色々と動きがある点についての記事。 私が読んで思うのは、以下ですね。 ✔︎ 不正のリスクのある上場企業は、もはや大手の監査を受けることすら出来ないかもしれない。 ✔︎ 報酬を増やしたからといって、不正が発見されるとは限らない。経営者不正なら尚更である。 ✔︎ 上場企業は、自らを律し、浄化する能力が求められる。そのための具体的な能力やノウハウを得るべき […]

監査改革に投資家の視点?

企業会計審議会(金融庁長官の諮問機関)が会計監査の見直しに関する議論を始めた。東芝の会計不祥事などをきっかけに、財務諸表の確かさを保証する監査への信頼は揺らいでいる。市場関係者の幅広い意見を反映させ、国際的にも見劣りしない監査制度の確立を目指してほしい。 日経より。 個人的には、投資家の意見を開示制度にもっと反映させる点には賛成。 ただし、監査報告書の長文化がそれほど有用とは思わない。何故なら、専 […]

【訂正報告書事例】 前渡金の迂回回収 UKCホールディングス

(株)UKCホールディングス(東証1部)は、2017年7月25日にて、第三者委員会の調査報告書の公表と当社の対応に関するお知らせを発表しました。 本件、まさにエキセントリックで事実は小説より奇なりです。読み応えがありました。 いつものとおり、我々会計士・経理マンが血肉として次に活かすべく、以下に要約と気付事項を記載します。かつてないほどに長文ですので、時間のないかたは、最後のまとめだけでもどうぞ。 […]

IASBが実務記述書第2号「重要性の判断の行使」と公開草案「重要性の定義」を公表

国際会計基準審議会(当審議会)は本日、重要性の判断をどのように行うのかに関するガイダンスを公表した。この公表物は、企業がIFRSの要求事項をチェックリストとして使用するのではなく判断を適用することを促し、財務諸表が投資者に有用な情報に焦点を当てるようにするものである。当審議会は、財務諸表における「重要性のある」情報の定義の明確化の提案についての協議も別個に行っている。 重要性の概念は、財務諸表の作 […]

IFRSによるIPO 2

日本の会計基準ではなく、国際会計基準(IFRS)を採用した企業の新規株式公開(IPO)が広がってきた。回転ずし最大手のスシローグローバルホールディングスなど、今年はすでに3社が上場した。海外企業と比較しやすいIFRSをテコに成長資金を呼び込む狙いだが、M&A(合併・買収)などの損失が突然出るリスクも潜む。 日経より。 どうせいつかIFRSに変わるんだから、初めからやっといたほうが楽だ、とい […]

1日6時間勤務

日本人の「競争嫌い」を逆手にとった「ZOZOTOWN」ということで、 6時間勤務制度は、 ”どうやったらほかの社員を出し抜けるか、上司に気に入られるかなどと考える社員が増えるほど、会社はつまらなくなるし、業績も上がらなくなる。それならばいっそのこと給料一律で社内競争を排することで、社員にはお客をどう喜ばせるかを考えることに時間を使ってほしい。” そんな社長の想いから始まった制度だそうです。 確かに […]

富士フイルム子会社元経理担当 業務上横領の疑いで逮捕

富士フイルムの子会社の経理担当だった元社員が、会社の口座から420万円を自分の口座に入金し着服したとして、業務上横領の疑いで逮捕され、警視庁はおととしまでのおよそ10年間で4000万円余りを着服していたと見て調べています。 いろいろ大変ですね…ここは。。。 当時、経理グループ長として会社の口座の管理を任されていて、帳簿にはうその記載をしていたとのこと。去年行われた会社の内部調査で発覚したとのことで […]

AI監査

若手の会計士が担う報われない仕事の一つに、クライアント企業の倉庫で念入りに在庫を照合する作業がある。紙とペンを手に、はしごに登る単調な仕事を含む。 だが、退屈な仕事を処理するやり方が洗練されようとしている。監査法人が特殊なドローン(小型無人機)を試験運用している。人工知能(AI)とイメージ認識技術を利用し、情報を分析して瞬時に本社へ送り返すためだ。 プライスウォーターハウスクーパース(PwC)やア […]