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2017年10月

監査ドローン

EY のメンバーファームである新日本有限責任監査法人は、監査品質を追求するための経営およびガバナンスの体制や品質管理システム、人材育成などをまとめた「監査品質に関する報告書 2017年10月」を発行しました。 新日本のサイトより。 やはり、AIによる監査が強調されているイメージ。 ドローンの使用構想がはっきり記載されていました。 10年後の監査は、また大きく変化していそうですね。 監査の品質の高度 […]

伊藤レポート2.0 発表

経済産業省は、「伊藤レポート2.0(「持続的成長に向けた長期投資(ESG・無形資産投資)研究会」報告書)」(以下、本報告書)を作成・公表しました。 ※ESG:環境(Environment)・社会(Social)・ガバナンス(Governance)の英語の頭文字を合わせた言葉 公表の背景は以下の通り。一部抜粋です。 具体的な政策対応が行われ、企業や投資家においても企業価値向上や対話に向けた取組が進ん […]

【訂正報告書事例】有沢製作所 留保利益税効果(持分法適用会社)

株式会社有沢製作所は、10月26日、H30年第2四半期の決算作業中に、過年度の連結財務諸表において、持分法適用会社である株式会社ポラテクノの留保利益に対する繰延税金負債(DTL)の計上が不足していることが判明したことを発表しました。 影響額は8億円~9億円とのこと。 会社の売上は300億~400億円程度で、経常利益は20~30億円程度ですから、まあ利益への影響は大きいかと。   今回取り […]

デヴィ夫人事務所 元経理担当が1億円超着服か

タレントのデヴィ夫人(77)が代表を務める芸能事務所「オフィス・デヴィ・スカルノ」(東京都渋谷区)の運営費を着服したとして、警視庁渋谷署は26日、元経理担当の60代の男を業務上横領容疑で逮捕した。捜査関係者への取材で分かった。 毎日新聞より。 もはや経理って金盗むのが仕事なのですかと言われるレベル… ほんとうに事件多いですな。

監査法人 疲弊とその先

上場企業の決算が正しいかどうかをチェックする監査法人がもがいている。東芝の会計不祥事を見抜けなかったことで監査の質の向上は待ったなし。しかし実際は会計士不足の構造問題が壁となり、投資家の信認を取り戻すための改革がなかなか進まない。上場企業の品質を保証する「市場の番人」の苦境は、日本株市場の信頼回復の足を引っ張りかねない。 日経新聞より。 しかし昔誰かが言ってましたが、日経新聞は会計士が嫌いですよね […]

金融審議会「ディスクロージャーワーキング・グループ」報告の提言を踏まえた改正

昨年4月に公表された金融審議会「ディスクロージャーワーキング・グループ」報告で、企業と投資家との建設的な対話を促進していく観点から、開示内容の共通化・合理化や非財務情報の開示充実に向けた提言がなされましたことを踏まえ、有価証券報告書等の記載事項について、以下の改正を行われます。 以下、金融庁のHPより記載。 ○開示内容の共通化・合理化 ・有価証券報告書及び事業報告における大株主の状況に係る記載の共 […]

経理 つまらない?

まえがき 基本的にどの会社にも経理部門・経理マンは存在します。 しかし、すべての経理マンがやりがいをもって、経理という仕事に取り組んでいるかというと、必ずしもそうでもないようです。 今回は、経理という仕事のやりがい・魅力と、 反対につまらないとすればどういうところがつまらないと考えられているのか、 聞いた話や実際の経理経験を交えて、考察してみたいと思います。   経理がつまらない理由! […]

トーマツの会計士志望職員ら、教材を不正コピー

大手監査法人「トーマツ」(東京)に勤め、公認会計士を目指す職員らが、資格試験の予備校の教材や講義の音声データを不正コピーし、受験予定の同僚計15人で使っていたことがわかった。トーマツは予備校に謝罪し、24日付で15人を降格処分などにした。 朝日新聞より。 あんまりいいニュースではないですが、コンプライアンス意識が重要ということで。 別に擁護するわけではないですが、これ、法人は受験料を負担していない […]

デンソー12億円課税取り消し

海外子会社の所得にタックスヘイブン(租税回避地)対策税制を適用したのは違法としてデンソーが課税処分の取り消しを求めた訴訟の上告審で、同社が逆転勝訴した。最高裁第3小法廷(山崎敏充裁判長)は24日の判決で「子会社の業務に相当の規模と実体があった」と判断。名古屋国税局による約12億円の課税を認めた二審判決を破棄し、処分を取り消した。 日経新聞より。 最高裁で覆る例って本当に多いですねー。 デンソーと […]

【訂正報告書事例】メタップス 17 年8月期四半期連結 誤謬

株式会社メタップスは、公表した 2017 年8月期四半期連結財務諸表について誤謬があることが判明したようです。これを受け、10月20日において、誤謬の訂正を反映させた「平成 29 年8月期決算短信」を公表しました。 会社HPより。 誤謬内容は2つ。 ①連結子会社の一部の売上認識時点が早すぎた ②子会社株式(支配を喪失しない)の連結上の売却差額相当額の処理誤り ①の内容は以下の通り。 子会社が展開す […]

違法行為への対応に関する指針

日本公認会計士協会(倫理委員会)は、2015年4月及び2016年7月に国際会計士連盟(International Federation of Accountants)における国際会計士倫理基準審議会(International Ethics Standards Board for Accountants)の倫理規程(Code of Ethics for Professional Accountan […]

従業員が対価払う株式購入権 報酬か投資か

従業員が事前に対価を払う有償ストックオプション(株式購入権)は「報酬」か、それとも「投資」なのか。明確なルールが無かった会計上の扱いを巡って激しい議論が起きている。報酬と見なされて人件費の扱いになれば、企業は費用負担を迫られる。新興企業を中心に業績に影響が出る可能性もある。 日経より。 この件はすごく話題になっていますね。 会計基準は後追いで作成される面がどうしてもあるので、新しい取引については個 […]

会社から1・5億円詐取、元経理担当社員の45歳女に実刑判決 大阪地裁

淀川製鋼所の子会社の鉄鋼販売会社「ヨドコウ興産」(大阪市西淀川区)から現金1億5千万円をだまし取ったとして、電子計算機使用詐欺罪に問われた元経理担当社員、野田文恵被告(45)=同市=の判決公判が19日、大阪地裁で開かれ、柴山智裁判官は懲役2年6月(求刑懲役3年)を言い渡した。 産経NETより。 不正は多いですねほんとに。  

バンダイ キックバックで2億円不正取得

おもちゃなどを手がける「バンダイ」でイベントの企画や運営をしていた社員が、取引先からキックバックの形で会社の金、合わせておよそ2億円を不正に受け取っていたとして、会社は、この社員を懲戒解雇したと発表しました。 NHKニュースより。 社内で調査したところ、バンダイでイベントの企画や運営を担当する40代の男性社員が、取引先に支払った金の一部を振り込ませるキックバックの形で、会社の金を不正に受け取ってい […]

企業間取引、3D地図に

首都大学東京は帝国データバンクと共同で、製造業などの企業間の取引関係を3次元(3D)の地図で示せるシステムを開発した。取引量の多寡や企業の戦略上重要性が高い部品メーカーなどが一目で分かるため、産業の特徴を把握しやすい。今後、取り扱うデータを拡充すれば、取引のなかった別の業界で新たなビジネス相手を探すツールなどに役立つ可能性がある。企業戦略や自治体などの政策の立案にも貢献できるとみている。 日経新聞 […]