「偶発事象の会計処理及び開示に関する研究報告」
日本公認会計士協会は、会計制度委員会研究報告第16号「偶発事象の会計処理及び開示に関する研究報告」及び「公開草案に対するコメントの概要及び対応」を公表しています。 本研究報告は、企業活動の複雑化に伴い、企業が責任や損失負担を求められる可能性が増加している現状を踏まえ、偶発事象に関する会計上の取扱いの考察や偶発事象の開示又は認識時点の適時性に関する検討を行い、当協会における調査・研究の結果及び現時点 […]
日本公認会計士協会は、会計制度委員会研究報告第16号「偶発事象の会計処理及び開示に関する研究報告」及び「公開草案に対するコメントの概要及び対応」を公表しています。 本研究報告は、企業活動の複雑化に伴い、企業が責任や損失負担を求められる可能性が増加している現状を踏まえ、偶発事象に関する会計上の取扱いの考察や偶発事象の開示又は認識時点の適時性に関する検討を行い、当協会における調査・研究の結果及び現時点 […]
日本公認会計士協会ホームページで「経営研究調査会研究資料第6号「上場会社等における会計不正の動向(2019年版)」の公表について」等が公表されています。 JICPAが企業の開示事例をもとに集計・公表したものであり、事業会社も知りうる内容になるとは思いますが、以下世間話のネタになるかと思った点について記載します。 ★”会計不正の公表会社数は各期によってばらつきはあるものの、おおむね毎期30社前後で推 […]
先日6月某日に、日本公認会計士協会東京会による「公認会計士」を超えていけ!~IPO三銃士の生き様~なる研修会に参加してきました。 パネリストとして登壇した3名の方は、どの方も魅力的でした。 みなさん、組織内会計士としてIPOに何らかの形で関与した経験者です。 これに関連して、参加した公認会計士にメッセージを惜しみなく発信されていました。 今回はその中から、印象に残ったものをご紹介しようと思います。 […]
経営財務3412号に、時事談論 vol.11「会計情報の有用性」なる解説記事が出ていました。 ①最近の会計基準が複雑でよくわからんから、シンプルにしてくれという意見があるが、それは本末転倒ではないか(”複雑な会計処理はけしからんといった批判は見当違いといわざるを得ない。”) ②会計基準の十分な理解のないまま,財務諸表を利用するケースが増えてくると,決算数値をそのまま開示するだけでは,会計情報の有用 […]
IFRS16のリース期間の検討は本当に難しい IFRS16の検討にあたり、最も苦労する点は何かと言えば、 リース期間の決定についてですよね。 今回は、IFRS16適用を見据え、またきたるべき日本の新リース基準の導入に備え、 「どのようにしてリース期間を考えていけばいいか」で悩まれる方のため、実務の導入経験や聞きまわった話をもとにヒントを述べていけたらと思います。 断言できますが、ほぼ100%、IF […]
国税庁が”令和元年度 法人税関係法令の改正の概要”なるものを公表しているわけですが、その中で仮想通貨の譲渡損益及び時価評価損益等の整備というものがあります。 つまり平成31年税制改正で、法人税法上仮想通貨の時価評価損益が益金損金の額に算入されるということが決まり、それが話題になっています。 ということで、評価損益の条文について、以下でピックアップしてみます。 仮想通貨の時価評価損益 法人が事業年度 […]
役員のインセンティブ報酬を知りたい インセンティブ報酬は、コーポレートガバナンス強化政策としても、某自動車会社の事件があったことからも広がりを見せつつあり、法律や税制も巻き込んで世間的に話題になっています。 しかし会計処理については実は制度が追いつき切っていないこともあるようです。 我々会計戦士は常にインセンティブ報酬の論点に出くわすわけではないですが、時代に取り残されないように公表資料をベースに […]
【有価証券報告書 注記の訂正事例でわかる作成/記載要領】シリーズについて 当ブログの【有価証券報告書 注記の訂正事例でわかる作成/記載要領】シリーズでは、 実際の訂正報告書の事例をもとに、その内容と発生原因をできるだけ具体的に研究し、ご紹介しています。 その特徴は以下の通りです。 ◆読者が得られるメリット: 読者は実際のリアルな訂正事例をもとにリスクの高い領域の作成要領・記載要領・作成方法について […]
IFRS15の開示で悩んだポイントの一つ IFRS15を検討していて、開示事項として悩ましい項目があります。 それは、収益の分解の開示です。 IFRS15では、以下のように記載されています。 新基準では、顧客との契約から認識する収益について、収益及びキャッシュフローの性質、金額、時期及び不確実性が、経済的要因の影響をどのように受けるのかを描写するような区分に分解する(I […]
日本監査役協会ホームページで「「監査上の主要な検討事項(KAM)に関するQ&A集・前編」を公表」が公表されました。 ざっと読んでみましたが、結構わかりやすいですね。 ポイントになる点がQAになっており、制度の全体像について理解できます。 QAのうちの気になった1つについて、一部引用させてください。 Q1-3-3 会社にとって未公表であった情報が KAM として開示されてしまうことがあるのでしょうか […]
【有価証券報告書 注記の訂正事例でわかる作成/記載要領】シリーズについて 当ブログの【有価証券報告書 注記の訂正事例でわかる作成/記載要領】シリーズでは、 実際の訂正報告書の事例をもとに、その内容と発生原因をできるだけ具体的に研究し、ご紹介しています。 その特徴は以下の通りです。 ◆読者が得られるメリット: 読者は実際のリアルな訂正事例をもとにリスクの高い領域の作成要領・記載要領・作成方法について […]
データの網羅性って何よ? ■想定読者: 監査に不慣れな経理担当 ■読者の課題定義: 監査人から依頼された売掛金の残高明細データをシステムから抽出し、監査人に渡したら、「残高合計が貸借対照表の残高数値と繋がらないので、確認してほしい」と言われた。 監査人が言っていることはなんとなくわかるが、渡したデータはシステムから抽出したので、会計残高と一致しているはずだし、いちいち確認するのが大変・・・。という […]
日本公認会計士協会(JICPA,関根愛子会長)は5月29日,「2019年版 上場企業監査人・監査報酬実態調査報告書」を公表しています。 これは,JICPAから委託を受けた監査人・監査報酬問題研究会が取りまとめたもので,2017年4月期決算から2018年3月期(2017年度)決算に係る監査報酬・監査人の実態に関する調査・分析を実施したものになっています。 結論としては、監査報酬については,2013年 […]
IFRS15の開示で悩んだポイントの一つ IFRS15を検討していて、開示事項として悩ましい項目があります。 それは、収益の分解の開示です。 IFRS15では、以下のように記載されています。 新基準では、顧客との契約から認識する収益について、収益及びキャッシュフローの性質、金額、時期及び不確実性が、経済的要因の影響をどのように受けるのかを描写するような区分に分解する(IFRS 15. […]
役員のインセンティブ報酬を知りたい インセンティブ報酬は、コーポレートガバナンス強化政策としても、某自動車会社の事件があったことからも広がりを見せつつあり、法律や税制も巻き込んで世間的に話題になっています。 しかし会計処理については実は制度が追いつき切っていないこともあるようです。 我々会計戦士は常にインセンティブ報酬の論点に出くわすわけではないですが、時代に取り残されないように公表資料をベースに […]